Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

STE Relay Column

私が代表を務める、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター 科学技術とアントレプレナーシップ研究部会(STE)では、STE Relay Columnという企画をスタートしました。これは私が慶應にいた頃に考案して行なっていたSIV Relay Blogというものがあり、そ…

高校生・大学生が視野を広げるための課外活動

来年度、高校生の授業を持つにあたって、高校生たちに「課外活動」の重要性を伝えたいと思っています。 学校の中に閉じ困らずに、元気の良い高校生や大学生がどんな活動をしていて、どんなコミュニティが人気あるのか。"Great Vantage Point"という言葉がシ…

ゼミ合宿までの課題: 新聞の「おくやみ記事」を参考に、自分の未来の経歴をまとめてみる

MBAの役割は学生の皆さんのキャリア形成をサポートすること。ゼミはそのサポートの中核としての役割を担うものです。ゼミが始まるキックオフの合宿では、ぜひ皆さんが今後のキャリアにどんな展望を抱いているか、ということを本音で語り合う場にしたいと思い…

「アトムとビットの新しい関係がイノベーションを民主化する」という話 の続編

「アトムとビットの新しい関係がイノベーションを民主化する」という話、これちゃんと議論しようとすると、色々な思想だったり、深い議論ができて、こんな本もおすすめだと思います。 Linuxはいかにしてビジネスになったか―コミュニティ・アライアンス戦略 …

「アトムとビットの新しい関係がイノベーションを民主化する」という話

来期のゼミで取り上げてみたいテーマは色々あるのですが、そのうちの一つは「アトムとビットの新しい関係がイノベーションを民主化する」という話。いわゆるメーカーズ・ムーブメントはどういう思想や技術背景で成り立っているのか、3Dプリンタがなぜ重要な…

深セン出張から学んだこと

JETROアジア経済研究所「アジアに起業とイノベーション」の研究会の活動の一貫で、1月上旬に深セン・香港に出張してきました。その際に簡単なレポートをまとめたので、ブログにも共有しておこうと思います。インタビューの結果、面白いなと思ったことを箇条…

日々の仕事の生産性を高めるための「遠隔会議用備品」のおすすめ

出張が多かったり、海外の人とのコラボレーションが多いと、必然的にskypeなど遠隔会議が増えてきます。この遠隔会議を如何に効率良くこなすかは、とても大事なノウハウ。マイクとカメラをしっかり用意しておくことは大切です。以下の機器を活用するだけで、…

MBAの学生が修士論文のテーマを考えるために

MBAの学生が修士論文のテーマを考えるためには大枠以下のことを考えてみると良いと思います。 まずはじめに、以下のことを考えてみて下さい。 (A)が(B)に与える影響(C)による(D)の実現方法に関する研究 修士論文でまとめようとするテーマについて、ABCDに何…

MBAの学生が修士論文をまとめるにあたって読むべき研究手法の本

WBSはMBAですが修士論文が必修です。ゼミを中心に、学生の皆さんの修士論文を手厚くサポートします。このプロセスを通じて、皆さんのMBAでの2年間の学習をより強いものにするための仕掛けです。米国の大学にある"Capstone Course"の位置付けです。 でもMBAの…

シリコンバレーを活用する! (2018年度春学期全日制グローバル・ゼミ)

色々悩んだのですが、来学期の全日制グローバルのゼミは、「シリコンバレーを活用する!」をテーマにしようと思います。シリコンバレーのダイナミズムや仕組みを学んで上で、個々人が自分のビジネスにシリコンバレー(や世界のクラスター)を活用するための方…

誕生日を迎えて - 30代を振り返る

あっという間に40代に突入してしまいました。不惑の年と言いますが、多分人生100年で考えるような時代においては、40歳というのは昔でいうと30歳くらいの感覚に近いのではないか、という気がします。40歳くらいがある程度基礎が固まるような段階で、不惑にな…

あけましておめでとうございます。 2018年の新年の目標

あけましておめでとうございます。今年も新しいことに色々とチャレンジしていきたいと思います。 毎年、その1年の目標を決めています。2002年から毎年やっているので、今年で17年目。目標自体が達成できているかは別にしても、よくもこれだけ続いているもの…

UC San Diegoのエコシステムとの付き合い方

最近今まで以上に日本の方から、「UC San Diegoと連携したいのだけれども、どことコンタクトをとると良いか」、というご相談を受けるようになりました。多くの皆さんに、UC San Diegoとのeffectiveは連携をしていただきたいので、個人的な見解をベースに、サ…

2017年10大ニュース

あっという間に2017年も終わろうとしています。今年も色々なことがあった1年間でした。色々な意味で人生の転機だったかな。今年の10大ニュースを振り返ってみたいと思います。それにしても、我ながら、毎年人生の変化が多いと思います。僕は常に「今日は昨日…

ゼミで輪読・ディスカッションしたいケース&HBR論文

夜間主総合のゼミで輪読・ディスカッションしたいケースやHBR論文をまとめてみました。これ、僕の授業で扱っているケースだったり、今後授業で扱っていきたいものを選んでいます。ゼミで扱いたいと思っている領域の説明にも良いと思うので、公開してみます。…

全日ゼミで輪読したいと思っている本

全日制ゼミは、英語でのゼミということで、今まで僕が通読したかったけれどもできてなかった本をこれを機に読んで行きたいと思います。 今のところ読もうと思ってるのは、こんな本です。 Boulevard of Broken Dreams: Why Public Efforts to Boost Entrepren…

ゼミ生への最初の課題 :「シリコンバレーでの転職を前提としてレジュメをまとめる」

いよいよゼミが始まるにあたって、僕のゼミに来るゼミ生には以下のような課題を出しました。 今度、シリコンバレーやサンディエゴに連れていって、色々な人をご紹介するにあたっては、相手にとって会いたいと思われるようなPRができることがとても大事です。…

定量分析の基礎を身につけるために - Stata入門 -

僕のゼミでは、サイエンスの一分野である経営学を学んでもらうために、定量分析の基礎を身につけてもらうことにしています。 加えて、最近スター・サイエンティスト・プロジェクトでのリサーチ・アシスタントを公募しており、希望者の方々に、定量分析の基礎…

MBAゼミ生の皆さんに読んでいただきたい本のリスト

今度、MBAのゼミを立ち上げるにあたって、ぜひ読んでいただきたいなと思う本をまとめました。 これは、ゼミの皆さんに共通知識を持っていただくためです。なお、これらの本はゼミの中で読むかもしれないですし、各自気が向いたときに読んでいただく形式にす…

早稲田ビジネススクールの准教授に就任しました

9月1日付けで、早稲田ビジネススクールの准教授に就任いたしました。 テニュアの准教授ポジションということで、安定したポジションだからできるリスクをとった研究活動を広げていきたいと思っております。 私の慶應時代を知る方は、早稲田に行くことに驚か…

宮井克己先生との思い出

昨年の11月に、僕がサンディエゴでお世話になった宮井克己先生が亡くなったのですが、日本に戻ってきていても、話題が出ることが多く、まさにサンディエゴと日本連携のキーパーソンだったんだと思います。いつも宮井さん、と呼ばせていただいていたので、こ…

イタリア本

先日、イタリアに久々に行ってみて、僕自身、イタリア育ちにも関わらず、イタリアの歴史を深く知らないなぁと思って、高校の世界史の先生に、お勧めの本をお聞きしました。備忘録を兼ねて、以下に教えていただいた本を。どれも読んでみたい本です。時間ある…

京都と文学作品

京都をより知るにあたって、関係する文学作品を読むとより知識が深まるということで、色々考えています。 僕が高校時代に授業で習った作品で、京都が舞台で思い出すのは以下の2冊。 檸檬 作者: 梶井基次郎 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 クリック:…

京都通いと京都本

最近、京都大学医学部のHiDEPというデザイン思考を使ってメディカルデバイスを考案するプログラムにメンターとして携わっているので、2週間に1回程度京都に通っています。 京都にいる友人・知人の皆様のお陰で、色々な意味で京都を満喫中。この機会に京都…

これからの日本の高校が果たすべき役割

先日、母校である慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部の新カリキュラム委員会という教員がこれからの学校のカリキュラムを考える会議に呼んでいただいて、最近考えていることをお話させていただきました。 そのときにお話させていただいたり、議論させていただい…

UC San Diegoのエコシステムを理解するためにおすすめの本

「大学トップマネジメント研修」のサンディエゴプログラムの運営をお手伝いさせていただいていることもあり、UC San Diegoのエコシステムを学ぶためにはどんな文献が良いかを聞かれることがあります。ということで、以下おすすめの本をご紹介します。 プログ…

Roots & Wingsビデオ集

シンガポール国立大学では、Roots & Wingsという、大学1年生向けの21世紀に生きていくために必要なスキル学ぶためのワークショップがあります。以下のようなトピックを扱うとのこと。 Our world is becoming increasingly complex and fast changing. Som…

アクセラレーターはベンチャーの成長にとって有効なのか?

この夏に卒業予定の米国の博士学生がまとめた「アクセラレータのベンチャーへのインパクト」をまとめた論文をご紹介します。 How Do Accelerators Impact the Performance of High-Technology Ventures? by Sandy Yu :: SSRN アクセラレータに参加するベンチ…

シンガポール国立大学から学んだこと

はじめに 1月中旬にシンガポール国立大学の研修に参加させていただきました。今回のシンガポール滞在、とても有意義でした。大学トップマネジメント研修@シンガポール国立大学(NUS)から学んだことが沢山あります。どうして、NUSがグローバルランキングで、…

2017 Kauffman Dissertation Fellowship

2017 Kauffman Dissertation Fellowshipが発表されました。毎年、米国の大学に所属する学生で、アントレプレナーシップ分野の研究をしている人の博士論文に研究費を助成する制度です。僕は2回ほど応募したことがあるのですが、残念ながら採択されませんでし…