Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

Eco-s Corporation


SIVで創業時より応援しているベンチャー企業の一つに株式会社eco-s corporationというところがあります。四十万さんという元伊藤忠の方が社長で、SFCの三宅先生、渡辺先生と共に立ち上げたベンチャー企業です。


私は創業時からお話をお聞きしていて、大学の研究成果のノウハウをこのベンチャー企業にライセンスするために、学内で「ノウハウライセンスガイドライン」の策定に携わったり、色々なネットワーク提供のお手伝いをしてきました。

この会社、創業時より、ずっと水面かで事業開発をしていましたが、今年はいよいよ表舞台に出てきました。「頭の良くなる家」ということで、かなり多くのメディアに取り上げられるようになりました。

頭の良くなる家の概要はこんな感じです。

We are looking for our space of five.
住みやすい家づくりは家族にとって永遠のテーマです。
また子供たちは元気でのびのびと、できれば頭もよい子供に育って欲しい。

「マイホームでは、二階の日当たりのよい部屋は子供部屋に」
本当にそうでしょうか。

私たちは有名私立中学に合格した子供たちのいる数百の家庭を調査してきました。
その結果、頭のよい子が育つ家は、今までの家作りの固定概念をひっくり返すものでした。
頭のよい子は「立派な子供部屋」ではなく、
五感が満足できる空間(space of five)がある家で、のびのびと生活しているのでした。

この会社が今年ブレークした一番のきっかけは、「頭の良い子が育つ家」という本の出版でした。「頭の良い子が育つ家」というと一見、売り込むために無理矢理つけたネーミングな感じもしてしまいますが、この本を良く読んでみると、そこそこ納得感があります。本質的には、「子供が生きる力を養うことのできる家庭環境を支援する家」ということなんですね。


頭のよい子が育つ家

頭のよい子が育つ家


最近結構色々なメディアで取り上げられています。「President Family」でも取り上げられたし、テレビ番組でも結構特集されていました。


慶應と関係の持っているベンチャーで「頭の良い子」と言うと、誤解されないか、と若干ひやひやするところもあるんですが、本質的には良いことをやっている会社だと思います。この会社、現在急拡大中で、社員を募集しているそうです。興味ある方はぜひご連絡下さい。