Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

グローバル化はやっぱり大競争時代 - このメッセージを学生にいかにして伝えるか -


この仕事を6年間やってくる中で、グローバル連携のプロジェクトに多数携わってきました。その中で感じたことは、海外の人と交流すればするほど、このままで日本は大丈夫なんだろうか、という危機感です。

日本人の優秀さ、日本のポテンシャルの高さは常々感じるし、決して卑屈になる必要はない。でも現実的に、このグローバルな時代に、若手がグローバルに競争するという意識が低い現状は、極めて大きな危機感を持っています。

そもそも、英語でのコミュニケーションがとれなければ、世界の最新の情報を得ることができないし、適切な人とパートナーを組むこともできない。その事実に、みんな理屈では分かっていても、実体験として感じることが少ないため、結局どうにかなるだろう、と思ってしまうんじゃないかと思います。

スタンフォードやMITの学生は、学生のうちから世界中を飛び回って自分の興味のある分野のカンファレンスに積極的に参加しています。世界中の学生たちが集まるカンファレンスを学生自らが企画・運営をしています。学生の間からグローバルなプロジェクトに多数携わって経験を積んでいるんです。こういう同世代の学生と将来競争していかないといけない、という現状があります。


というようなメッセージを私は常々、学生に発信してきたけれども、なかなか実体験として伝えるのは難しい。もちろん、色々な学生を海外に連れていって、実体験として感じてもらうことも工夫してきたけれども、数には限界がある。

そんな中、私が思っていたことを、分かりやすい強いメッセージ性を持ってまとめた動画がYouTubeにありました。"Did you know 2.0 -JAPANESE-"をお楽しみ下さい。



これ、クマールから教えてもらいました。クマールありがとう。是非ご覧下さい。来年の授業ではこの動画使ってみようかな。