Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

さて、2008年。新しい環境で新しいチャレンジの年。初心に戻って今まで以上にがんばります。


あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今年は私にとっても、次の転機へつなげるための基盤作りの1年と位置づけ、初心に戻って以上にがんばっていこうと思います。

ご存じのように、この6年間(厳密に言うとその前に2年ほど準備期間があるので合計8年間)携わってきたSIVの活動について、今年の3月末を持って退任することにいたしました。この6+2年間お世話になった皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

毎年、新年にはその年1年間の目標・テーマ、力を入れるべきポイントを決めています。年初に1年間の目標を決めておくことで、1年間の活動を通じて、例えば意思決定に迷ったときに、この目標に照らし合わせながらその判断をすることが可能となり、結果的に1年立つとある程度その目標が達成できるからです。

ちなみに、ここ数年間の目標は以下の通りです。

  • 2002年: 「意思決定における公平性を身につける」
  • 2003年: 「財務に強くなる」
  • 2004年: 「ネットワーキング理論に強くなる」
  • 2005年: 「多数の学会発表、論文の執筆を行う」
  • 2006年: 「マネジメントにおけるリーダーシップを身につける」
  • 2007年: 「組織としてのマネジメントを学ぶ」

現実的には達成できてない部分も多く突っ込まれどころ満載ではあるんですが、でも目標を立てないよりは、このような目標を意思決定したことの価値はあるかなと思っています。

さて、今年はどう考えても、博士取得に注力する1年です。なので目標としては、「博士論文をまとめるための基盤を作り、取得へ向けた目途を立てる」ということにしようと思います。もちろん、今年中に博士を取得することを目標にその気概を持っていこうと思いますが。。。。

ところで、新しい目標を立てる場合には、「何をやめるか」を明確にしないと、結局時間がとれず目標を達成できないものです。この目標がそうやって達成できないことを防ぐためにも、2008年私がどう過ごすつもりか、ということを明確にしておきます。


今までは私は、SIVの活動を、自分の時間の使い方の最優先事項と位置づけ、少しでも時間が許すときには、SIVの発展のためにつながることにあててきました。逆に言うと、SIVに発展に関連することであれば、どんなものでも、何らかの形でコミットし、その責任をとろうとしてきました。この点については、私の今年の優先順位は明確に変わります。


2008年は、私の自分の活動を、以下の3つに限定する予定です。

  1. 博士論文を執筆することに直接的につながる活動
  2. 生活費を稼ぐための活動 (必要最低限)
  3. 博士を取得した後に目指すキャリアプランのチャンスを広げることに直接つながる活動


湘南台の自宅は引き払い、4月からは代々木上原の実家にこもって、生活費を節約しながら、博士取得に集中したいと思っています。それ以外のことについては、基本的に携わることはありません。SIVの後継組織によるイベントや授業に顔を出すことは基本ないと思います。教員も3月31日で退任し、学生として博士論文に専念します。

もちろん、と言っても、SIVを今まで立ち上げてきた責任を放棄するわけではありませんので、今までご一緒させていただいた皆様に、ご相談をいただいた場合には、ボランティアとして、時間の許す範囲で、喜んでご協力させていただければと思っております。

2008年1年間は、今までの私の生活スタイルとは大きく変わることになりますが、この1年間の蓄積の後は、より活発に新しいことにチャレンジしようと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


はくろん!  牧 兼充 - 書き初めくん - はてなセリフ