Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

SNSの本質的ニーズを解決するのはRipplex


最近、Ripplex Ver1.0がいよいよリリースされました。http://www.ripplex.com/ からダウンロードできます。私がこのソフトウェアの構想を最初に直野さん(リプレックス株式会社代表取締役)から聞いたのは、今から2年以上前になりますね。仕事から私はずい分色々なビジネスプランを見てきましたが、私が今まで見たビジネスプランの中で、もっとも興奮して面白いと思ったものが2つあって、そのうちの一つがこのRipplexでした。

何度かベータ版を打ち合わせのときに見せていただいたり、SIVの学生がリプレックスに就職したり、2007年度春学期のアントレプレナー概論1では、実際にこのソフトウェアを履修者全員にインストールして使ってもらったり、とその後も色々な接点がありました。

このRipplexというソフトの概要は以下の通りです。
(RipplexのWebより引用)

Ripplexとはお友達同士の連絡先情報を一手に管理できる便利な住所録です。Ripplexを使うと、お友達自身が連絡先情報を入力・更新しあなたのRipplexにお知らせしてくれます。そのため、あなたがいちいちお友達の連絡先を入力・更新する必要がなくなります。また、今まで知らなかった友達のコミュニケーション・チャネル(ブログ、mixiページ、Skype名など)が一覧表示できるので、コミュニケーションの方法が格段と広がります。また、Ripplexソフトウェアを使うと、お友達ごとに開示する情報を変更できるため、「会社の人にはmixiは見せない」とか「この友達には生年月日は秘密」など、自由自在です。

さらにRipplex1.0では新機能として、複数コンピュータでのアドレス帳データの同期や、グループの友達の間で連絡先共有などができるようになりました。

これを私なりの表現で言うと、こんな感じ。

  • 自分の友達Aさんの携帯電話番号は知っているけれどもMSN Messengerを知らない。
  • 別にAさんはMSN MessengerのIDを私に隠そうとしている訳ではないけれども、たまたま伝えるチャンスがないだけ。
  • すべてのIDをもっと簡単に相手に伝えることができていたらお互いにコミュニケーションをもっと増やせるはず。
  • Aさんの携帯電話番号がかわった場合に、自分の携帯番号知っている人全員に教えるのは面倒。

こういった問題を一気に解決してくれるアドレス帳がRipplexです。


まだまだVer1.0ということで、使いづらいところもありますが、でも実現してくれることがあまりにも便利なので、早速使い始めています。このブログを見た皆さん、ぜひダウンロードして私にリンクをしてみて下さい。

これ、普及すると、間違いなく世の中今より便利になります。ぜひEvangelizeにご協力下さい!