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Science, Technology, and Entrepreneurship

政策研究大学院大学助教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

慶應義塾150年記念式典、、、には参加しませんでした


先週11月8日(土)は、慶應義塾の150年記念式典が日吉にて開催されました。私を知っている人からすれば、私は参加したと思ってる人がほとんどだと思うんですが、実は参加しませんでした。

直接の理由は、激動の1週間の疲れがたまっていて朝起きられず。。。極めて寒い日で雨の中、外の会場で、延々と色々な人のお話を聞くのは辛いなと思って、結局家で、インターネット中継で見ました。

でも、きっと今までの自分だったら、無理してでも参加していただろうなと思うと、参加することに違和感を感じたんだろうと思います。自分なりにそのことを考えてみました。


1)自分自身の母校への愛着に変化は基本的にはないんですが、あまりにも慶應に長くいすぎている自分に違和感を持っています。SIV事務局長の退任と同時に、まずは博士取得なんですが、でも自分の活動の場は慶應の中ではなく、外の世界です。そう考えると、いかに慶應関係のことに割く時間の比率を下げていくか、これが自分の結構大きな現状のテーマです。そう考えると、どうしても慶應関係のイベントの優先度は下がってしまうんですよね。やりたいことが他に沢山あるので。それとこういうイベントに参加するんであれば、自分がもっと慶應義塾に貢献できるような人材になったときに参加したいな、今回みたいな中途半端な参加の仕方はつまらないな、と思ったところもあります。


2)今回の150年式典は、素晴らしい式典だったとは思うんだけれども、どうしても慶應義塾の「権威」を内外に示す、という色が強かったように思います。天皇陛下にご臨席いただけることのできる慶應義塾は確かにすごいと思う。でも、僕が慶應義塾が好きな理由は「権威」のあるところじゃないんですよね。草の根的に卒業生同士が仲間として信頼しながら新しい社会を作っていくところ。僕は権威より、仲間とつながっていることの楽しさ、新しいことのチャレンジする精神が慶應義塾にあるから好きなんです。そう思うと、ディズニーシーでの150年のイベントはぜひ行きたかったけど、今回のイベントはそうは思わなかった。

そういえば、昔シリコンバレーのChong Moon Leeさんとお会いしたときに、「慶應義塾ハーバード大学スタンフォード大学の良さを足して二で割ったような大学だ」、と言われたことをふと思い出しました。ディズニーシーはスタンフォード的な色、今回の150年記念式典はハーバード的な色がそれぞれ出ていたのかな、と思います(ステレオタイプ過ぎかも知れないけど。

という訳で、自分自身は直接参加しませんでしたが、違和感を持っているにしても、大変多くの人が喜んでいた素晴らしいイベントだったと思ってます。批判したい訳ではなく、慶應義塾には二つの側面があるんだな、と改めて思ったので、エントリーとしてまとめてみました。