Science, Technology, and Entrepreneurship

政策研究大学院大学助教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

最近読んだ本、ジャンルいろいろ


最近読んだ本をご紹介するのをさぼっていたのですが、今回一気にご紹介しようと思います。思えば随分色々な本を読んだものです。この中で特に感銘を受けた本については、時間があれば、別途エントリーを書きたいなと思います。ちょっと最近自分の専門分野以外の本を読み過ぎてしまっています。良くない傾向です。精進して今やるべきことにもう少し集中したいと思います。


読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)

読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)

名前に惹かれて購入してみたものの、読書そのものがWeb時代にどう変わるかということよりも、ご本人の本執筆ビジネスの紹介がメインだったような気がしました。やや本のタイトルのインパクトに騙された感じがしました。


[rakuten:book:12100420:detail]

海外の大学院受験をするということで、まだ慣れていないiBTのTOEFLをどのように勉強しようかと思い読みました。結論からいうと、私よりももっと英語初心者向けの学習ガイド、という感じでした。


俺の考え (新潮文庫)

俺の考え (新潮文庫)

ホンダの創業者である本田宗一郎。「俺の考え」というインパクトの名前通り、経営哲学から社会情勢まで多様なことを痛快に述べている。多くの皆さんが読んでおいて損はないのではないかと思います。


これから論文を書く若者のために 大改訂増補版

これから論文を書く若者のために 大改訂増補版

タイトル通りで、これから論文を書く人はぜひ一度目を通しておくと良いです。この本ほど、論文を書くプロセスをきちんと解説している本に、今まで出会ったことはありません。研究者を目指す人に必携の一冊。


フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

少しでも本を読むスピードを上げたいと思って読んでみました。普通の速読のノウハウ本とは異なるものの、一部分は参考になりましたが、全体的には、ぜひお薦めというところまではいかないような気がします。


竹中式マトリクス勉強法

竹中式マトリクス勉強法

竹中さんが学者としてどのように勉強していたかがまとまっていて結構参考になりました。この中で特に、「仕事は体調が悪くてもできるが、学問は体調が悪いと絶対に効率が落ちる」という言葉はなるほどな、と思いました。学問を専門にしている今は、次の日に影響が出るほどの飲酒は絶対控えないといけないなと自戒しました。


周りの学生で大学に行く意義を見いだせていない人が結構いるので、そういう人にどうアドバイスすると良いかなと思い、購入した一冊。「大学に異議を見いだせていない学生」がこの本を読んで咀嚼できるかまでは自信ないけれども、個人的には参考になるメッセージが沢山ありました。


技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書)

技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書)

イノベーションプロセスにおいて、「魔の川」、「死の谷」、「ダーウィンの海」などのギャップがあるがそれを簡潔に説明している。イノベーション研究においては、この本の図が引用されることが多々あるので目を通しておいても良いかも。


グーグル社長の村上さんによる英語学習法。そういえば、以前村上さんと飲ませていただいたときに、英語の学習法を力説なさっていたなぁということを思い出しました。他の英語学習法とは全然違う形でノウハウを解説しています。英語をもっと学びたいと思う人にはお薦めの一冊。私もこの本を読んでからこの学習法を実践しようとがんばってます。


就活のバカヤロー (光文社新書)

就活のバカヤロー (光文社新書)

大学の教員やってて、どう考えても日本の就職活動システムはおかしいよな、とずっと疑問に感じていたことを、簡潔に鋭くまとめています。就職活動をやる人も、学生から就職活動のアドバイスを求められている先輩も、この本を読んでおくことを是非お勧めします。


「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

年齢的にそろそろ結婚にあせりが出てくる世代なので、思わず買って読んでしまいました。昨今は、がんばって「婚
活」しないとなかなか結婚できない時代なんですね。なぜ、昔よりも結婚が難しくなっているか、という社会学的分析もあり、そこそこ楽しめました。結婚のチャンスがなかなかないな、とか自分は将来良いタイミングに結婚できるか不安な人は目を通しても面白い本なんじゃないかと思います。


アメリカの産学連携―日本は何を学ぶべきか

アメリカの産学連携―日本は何を学ぶべきか

アメリカは昔から「産学連携」が活発であったように感じてしまうが、実際にはそうではない。アメリカの産学連携の歴史や様々な課題をいかに克服してきたかを解説している。日本における産学連携の制度設計をしている人はぜひ目を通しておくと良いと思う。


イノベーションの収益化―技術経営の課題と分析

イノベーションの収益化―技術経営の課題と分析

榊原先生の著作。イノベーションを生み出した後にいかに収益に結びつけるのか、ということに特化して論じている。イノベーションは最終的に収益に結びつかなければ、経営上意味がないわけで、その意味でイノベーション研究を行う上で極めて重要な示唆を行っている。イノベーション研究に携わる人は読むべき一冊。


天皇陛下の全仕事 (講談社現代新書)

天皇陛下の全仕事 (講談社現代新書)

宮内庁担当の記者がまとめた天皇陛下の仕事についてまとめた本。この本を読んで、天皇陛下がいかに忙しいかが良く分かった。また日本国民の象徴としての天皇の存在が日本国において以下に重要かを知ることができる。慶應義塾150年記念式典に天皇皇后両陛下がいらして下さったことの意義深さを改めて感じた。


ハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)

ハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)

ハーバードビジネススクールでは、各授業の一番最後の回では担当教員が学生へのメッセージを送るらしい。その中でも特に学生に人気の高いメッセージをまとめた一冊。頭で読むというより心で読む本。読み終わった後は、何が書いてあったか忘れてしまったとしても、ここでのメッセージは心に残り続けると思う。人生の幅を広げることのできる名著で、すべての皆さんにお勧めしたい一冊。


「振動力発電」のすべて

「振動力発電」のすべて

SIVでずっと面倒を見てきた音力発電の速水君による著作。振動力発電を簡潔に解説している。またSIVを含めて大学における起業のプロセスを1章分割いてくれているのはうれしい。音力発電の応援に携わっている関係者はぜひ読んでみると良いと思います。


リーダーシップは教えられる (Harvard business school press)

リーダーシップは教えられる (Harvard business school press)

ハーバード・ケネディスクールで展開されている「リーダーシップ」の授業を解説した本。この内容を実際に自分の授業に取り組むことができないかと思い読んでみた。全体像は何となくイメージできて、細かいノウハウも活用できそうなところはあるものの、実際にこの授業を体験してみないと、この教育手法は理解できないな、というのが正直な感想。この本を読んだからといって、リーダーシップとは何かを学べる訳でもなく、リーダーシップの教授法を完全に理解できる訳ではないように思う。


抜擢される人の人脈力  早回しで成長する人のセオリー

抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー

人生には運の良いことに出会う確率の高い人と低い人がいる。これは本人が運を引き寄せる力があるかどうか、そのための人脈に依存していると常々思っていたが、そんな私の思いがまとまっている一冊。どんな分野に進むにしても、人と人とのつながりを大事にする人にはぜひ読んでおいてもらえると良いなと思う一冊。ところでこの岡島さんは國領研の後輩の奥さんだったんですね。


街場の教育論

街場の教育論

大学という場が、なぜビジネスと相性が悪いのか。今までおぼろげながら感じていたことを鋭く分析した一冊。産学連携に携わるすべての人がぜひ読むべき。また大学の4年間をより充実したものにしたいと考えている学生にもお勧め。