Science, Technology, and Entrepreneurship

政策研究大学院大学助教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

「のーじーコーヒー」開店にあたってのコメント


昨年度の「アントレプレナー概論」を履修した能城君が「のーじーコーヒー」を湘南台に開店したということで、塾生新聞から授業担当者としてのコメントをもとめられました。もしかしたら他の一般紙にも掲載されるかも知れないとのことです。お会いする時間はないので、メールにてお返事しました。記事にした場合、紙面の関係上コメントのほとんどは削られてしまうと思うので、コメントの全文を掲載しておこうと思います。



Q1: 能城さんが授業が後押しになり湘南台にコーヒーショップを設立されたことに対する思い。

私は「アントレプレナー概論」という、学生に「アントレプレナーシップ」とは何かを教える授業を担当していました。この授業は知識を学生に伝授するだけではなくて、学生が自ら問題を発見し、その問題解決へ向けて具体的な第一歩を踏み出すきっかけの場にしたいと思っていました。「アントレプレナー概論」のような授業において、良い授業とは何だろうといつも考えるのですが、もし学生に「この授業はすごく勉強になりました」と言われたら松竹梅でいうと梅なんです。もし学生に、「この授業がきっかけとなって新たな活動を始めました」と言ってもらえたら初めて松と言えるんです。その意味で、能城君が新しいチャレンジの第一歩を踏み出したことを授業担当者として、これ以上の幸せはありません。

ただし、この授業は学生に起業することを煽ることを目的としたものではありません。第一歩を踏み出すことは勇気がいることだけれども、その後、持続的に活動していくことや事業を拡大していくことは決して容易ではありません。ぜひ能城君には、この新たなチャレンジを経験していく過程の中で、「アントレプレナーシップ」を体感し、起業に限定せずに、自分にとってもっとも相応しい「アントレプレナーシップ」を発揮するキャリアを踏んでいって欲しいと思っています。


Q2: 牧氏の今後について。

私自身「アントレプレナー概論」の授業を担当させていただく中で、学生のみんなの「新しいことに挑戦する勇気」を沢山見てきましたし、触発されてきました。私自身も、自らの「アントレプレナーシップ」を発揮すべく、授業担当を離れて、現在新しいステップへ向けてチャレンジをしています。私が新たに挑戦する道を選ぶことができたのも、能城君をはじめとする学生のみんなからもらった刺激のお陰です。履修してくれた学生のみんなに感謝です。ありがとう!