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Science, Technology, and Entrepreneurship

政策研究大学院大学助教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

子供の頃の成長記録と自分が大切にしたい価値観


昨年亡くなった祖母の部屋から僕の子供の頃の成長記録が出てきて、今回友人がこちらに来るときに持ってきてもらいました。成長記録の中には、幼稚園の頃の日誌、小学校の頃の通知表、幼稚園の頃の学習塾の試験結果、高校生の頃の自分がのっている新聞、大学入学式の式次第と原稿のコピー、母子手帳(はじめて見ました)、祖母と叔母が書いた成長記録のノートなど、丸でタイムカプセルのようでした。


幼稚園の学習塾の試験結果や小学校の頃の通知表を見ると、自分が如何に勉強ができなかったかが良く分かります。それにしても、幼稚園の学習塾の問題は難しい!今みても解けない問題がありました。幼稚園の頃の記録を見ると、自分が如何に病弱で、環境にとけ込むことが苦手な子供だったかが良く分かります。毎年夏はアメリカ旅行に連れていってもらっていて、幼稚園の頃から随分貴重な経験をしていたようです。いつかそのときに連れていってもらったところを自分の足でまわってみたいと思いました。


こうやって昔の記録を見ると、昔の自分は決して出来が良い子供だったとも思えず、でも本当に恵まれた環境で育まれて、今の自分があるんだなと改めて思います。最近見つけた良いなと思った詩に、「子は親の鏡」というものがあります。この詩に描いてあることが全てそのままだったというと言い過ぎですが、でも昔の記録を生まれて初めて見返して観ると、この詩にあるような環境で育ってきたんだな、と自分の過去の記憶とも一致します。子供の頃の思い出にも色々なフェーズがあって、それは色々ですが、自分が大事にしたい価値観を知ること(思い出すこと?)のできた貴重な機会でした。あたり前のことですが、子供時代の思い出や価値観というのは、子供のときにしか作れなくて、大人になってから修正なんてできないもの。こういった機会を紡ぐことができるウィンドウは思った以上に小さいものなんだろうと思います。

子は親の鏡


けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」といって育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう


励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもはやさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる


                (ドロシー・ロー・ノルト 石井千春訳)