Science, Technology, and Entrepreneurship

政策研究大学院大学助教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

まだまだ強い、日本企業の技術力

 

最近、ある事情で日本型経営に関するデータを集めたり、作ったりしています。このブログでもその作業で皆さんに参考になりそうなものをご紹介します。

 

「日本企業の技術力が下がった」と思ってる人にご紹介したいのが、この表。2010年の1年間にアメリカにて取得された特許数の企業別ランキングをまとめたものです。企業の特許数は、その企業の技術力を示す指標の一つです。

このランキングを見てみると、サムスンが第2位に入っていること、そしてトップ10に日本企業が5社も入っていることが、とても興味深いです。

このデータを見る限り、サムスンが強い技術力を身につけているけれども、それと並ぶくらいの技術力をもった日本企業が5つも存在する、ということで、日本全体の技術力のボリュームは決して衰えていない、ということなんだろうと思います。

特許の数だけでは、もちろんその技術の質は図ることができません。でもそれ以上に大事なのは、その技術をビジネスにおいて、どのように活かしていくかという戦略で、そこが日本企業の現在抱えている課題なのでしょう。

 

 

表: 米国における特許権取得ランキング トップ10

順序

会社名

特許数

1

IBM

5846

米国

2

サムスン電機

4028

韓国

3

マイクロソフト

3061

米国

4

キャノン

2543

日本

5

パナソニック

2450

日本

6

東芝

2207

日本

7

ソニー

2141

日本

8

インテル

1647

米国

9

ヒューレット・パッカード

1458

米国

10

セイコーエプソン

1443

日本