最近の心境: 昆虫から昆虫学者へ
竹中平蔵さんが大臣時代を振り返って「昆虫学者が昆虫になったようだった」と言ったそうです。要は、政策を研究する学者という立場から、大臣として政策を実行し、他の研究者から自分の政策を研究される立場になった、ということです。なるほどな、と思いました。
私は3月31日でSIV事務局長を退任し、現在はインキュベーションを研究する立場です。まさに「昆虫が昆虫学者になったようだ」ということですよね。主体から客体になってみると、今までの自分の活動を冷静に振り返ってみることができます。そのプロセスで色々と学ぶことが多いです。この研究をぜひ形にまとめて、自分の過去6年間に一区切りをつけてみたいな、と思っています。がんばろう。