最近読んだ本
最近もどんどん本を読み進めてます。
- 作者: 清水洋
- 出版社/メーカー: コモンズ
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
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シンガポール出張の勉強用の本その2です。シンガポールの経済発展に日本人や日本企業がどのようにかかわってきたかが述べられています。ブリジストンタイヤ、トミー、ミネベア、ポッカコーポレーション、キッコーマン、伊勢丹などの事例や、観光産業の発展について述べられています。私自身の興味は、シンガポールのイノベーション産業なので、この本の事例はやや興味とずれていましたが、読みやすい本でした。
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/06/23
- メディア: 単行本
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何気に、ゴーマニズム宣言シリーズは、全て購入して読んでいます。戦争論から発展して、今度は東京裁判で日本国無罪論を主張したパール判事について取り上げられています。小林よしのりの主張は、マンガというメディアであることもあり、趣旨が明快で伝わりやすく、新たな論点を考える良いきっかけとなります。一方で、主張が偏っているという批判もあり、ゴーマニズム宣言とは逆の意見を持つ文献ももっと読んでみなくてはと思うのですが、ついつい読みやすさからゴーマニズム宣言ばっかり読んでしまっています。やっぱりこの本の日本における影響力の強さ、分かる気がします。この本の主張をもっと深く理解するためにも、色々他の文献にもあたってみなくてはいけないですね。
- 作者: 佐藤郁哉
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 単行本
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社会科学の研究は、定量データだけではなく、定性データを適切に分析しなくてはなりません。そのための手法を事細かくまとめたのがこの本。やや冗長な説明な部分もあると思いますが、基本的には丁寧にまとまっていると思います。社会科学系の論文で駄目な論文を「読者感想文型」、「ご都合主義的引用型」、「キーワード偏重型」、「要因関連図型」、「ディテール偏重型」、「引用過多型」、「自己主張型」に分類してチェックリストにしているところはなるほどな、と思いました。これをベースに学会論文をさっさと書こうと思います。
- 作者: 梅棹忠夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1969/07/21
- メディア: 新書
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ずっと昔から読もうと思っていた本です。研究を含めた「知的生産」の手法について述べられています。PCやインターネットの時代なので、今やカード型の手法はブログにとってかわりつつあるような気もしますが、そこそこ参考になる本でした。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/06
- メディア: 新書
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宮地さんからお勧めされた本です。「構造主義」について優しく解説されています。でもまだ難しいような気もしました。色々な「考え方」は分かったのですが、肝心の「構造主義」そのものは分からずじまいです。
- 作者: 深見嘉明
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2008/06/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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國領研究室で一緒の深見さんの初著作。修士論文をベースにまとめたウェブにおける「メタ・データ」の価値や可能性について述べている本です。本のタイトルも、各章のタイトルもキャッチーでさすがだな、と思いました。僕も早く、自分の本を出せるくらいの知的生産ができるようになりたいです。日々訓練をがんばらなくては。