サンディエゴのVCとクラスター -樋原さん、来訪-
サンディエゴに来てからの7人目のゲストは、立命館大学の樋原さんでした。樋原さんは、コロンビアでPh.Dをとり、その後北米で教鞭をとった後、現在立命館大学の経営学部にいらっしゃいます。私が留学するにあたっても、色々とご相談にのっていただいた方のお一人です。
3日間のステイで初日の夜は二人でスシオータでうにを食べて、二日目の夜はこちらのイノベーション&アントレプレナーシップに興味ある若手の会で懇談。最近、黒川さんと会うと若手のキャリアの考え方が変わることを、私は"Kurokawa Effect"と名付けたのですが、樋原さんのお話も"Kurokawa Effect"を更に後押しするような話ばかり。私の友人・知人は同じ感性を持っている人が多いなと改めて痛感します(日本では主流ではないと思うけど、そんなことは気にしない)。
3日目は、こちらでビジネス経験豊富な日本人の方や私のアドバイザ、グローバルコネクト、IRPSの教授との打ち合わせ。こちらのVCについてのインタビュー調査にご一緒させていただき、サンディエゴのクラスターについて、随分沢山のことを新たに知ることができました。やっぱりゲストの方がいらっしゃると、私自身もこちらでネットワークが広がり、学ぶことが沢山あります。
サンディエゴのVCとエコシステムについて箇条書きで思ったことを(本当はもっとあるのですが、取り急ぎのメモということで)。
- バイオベンチャー中心。
- 数は少なく、規模も小さい。
- バイオベンチャーは、サンディエゴのVCから最初の段階で出資を受けた後は、シリコンバレー等の外部のVCからの出資を模索することが多い。
- サンディエゴのVCが必ずしも業績が良い訳ではない。
- エンジェルが研究からVC投資までのつなぎとして重要な役割を果たしている。
- 他の地域では、回収のしやすいITなどにながれがちなのに対して、サンディエゴでは、バイオに特化している。
- ワイアレス産業よりもバイオテック産業が強い。
ちなみに樋原さんに、石倉洋子さんの「グローバルキャリア」を日本から持ってきていただいたので、ようやく読み始めることができます。
- 作者: 石倉洋子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/04/08
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