すずきかん、応援中!
僕は日本の政治にはもちろん興味あるものの、日本で良いなと思う政治家がほとんどいなくて、もっというと頭悪いそうな政治家ばかりなので、特定の候補を応援するということは滅多にありません。そんな中で、今回の参議院議員候補の鈴木寛さん(東京選挙区、民主党)は、例外的に自分が心から応援したいと思う政治家です (ちなみにもう一人の例外は岡山選出の自民党の衆議院議員の橋本岳さんです)。
鈴木寛さんは、通産省からSFCの助教授に転身し、その後参議院議員になって今まで2期12年勤められています。僕にとっては、SFC時代に最もお世話になった指導教員のお一人です。学部4年のときは研究会(ゼミ)を聴講し、修士1年の頃は研究会のTA (Teaching Assistant)をやっていました。なので、鈴木さんのSFC助教授時代に、もっとも鈴木さんから学ばせていただいて、チャンスをいただいた学生の一人であると自負しています。ちなみに、僕のファーストキャリアであったSFCからの大学発ベンチャー育成プロジェクトも、「牧君に任せてみよう」と最初に言い出して下さってSFCの周囲の皆様を説得して下さったのは鈴木さんで、その意味でも、鈴木さんがいなければ今のようなキャリアを僕が歩むことはなかったと思います。
ちなみに、鈴木さんと僕とSFCのインキュベーションの関係は、「SIVへの期待 / 鈴木寛 」というブログに、鈴木さんが投稿して下さいました。ちなみにその後も、鈴木さんがSFCに講演にいらして下さった際には僕のオフィスも訪ねて下さって、そのときの様子は、「古巣、慶應義塾湘南藤沢キャンパスで講義」にまとまっています。
以下の動画は、先日行われ鈴木さんの総決起集会のビデオ。色々な政治家の応援演説はまぁありきたりで、どうということはないのでスキップするとして、1時間13分あたりから始まる3人の教え子の応援演説とても良かったと思います。必見です。是非見てみて下さい。
このビデオで、教え子の話を聞いているうちに、鈴木さんの学生への接し方を思い出してきました。そして、改めて振り返ってみると、自分が今の年齢で、大学生にどのように接するかというロールモデルは鈴木さんだったんだなぁと思いました。ちょうど年齢も、僕が大学生の頃の鈴木さんくらいの年齢に今なってるし。
SFCコミュニティ的にも、鈴木さんの存在はとても大切だと思っています。ここ5年間くらいSFCはソーシャルアントレプレナーの発祥の地として注目されてきていますが、メディアで取り上げられている人たちを見ると、かなり多くの確率で12年前に、SFC助教授時代の鈴木さんの周りにいた学生です。今思うと、鈴木さんの存在がSFCの学生に新しいムーブメントを起こしたのでしょう。もう片側で、SFCとITベンチャーを色々な形でつなげたのも鈴木さんでした。慶應のインキュベーション活動もスタートも鈴木さんの存在なしにはありえませんでした。そんな役割を担ってきた鈴木さんが、今後とも国政に携わっていくことは、SFCコミュニティの多様な活動が、具体的に社会に役立つ形で、国政に反映されていく、という意味からも極めて重要です。
今回、民主党が逆風の中、確かに民主党に投票するかは悩むかも知れないけど、鈴木さんは民主党かどうか関係なく、今の日本に間違いなく必要な政治家だと思っています。そんな風に思っていたら、多くの応援グループや勝手連が立ち上がっています。その中でも最もインパクトがあるのは、楽天の三木谷さんが中心となって立ち上げた、「すずきかんを応援する会」だろうと思います。12年前、鈴木さんがはじめて参議院選挙に立候補するときに、身近でその様子を見させていただいたのですが、あの頃はもちろん応援して下さる方がそれなりにいたけれども、今はそれが質、量共に大きく飛躍したように思います。それは、鈴木さんがこの12年間、文部科学副大臣を含めて、政治家として正しい道筋で実績を残されたからだと思います。本当に、こんなに蒼々たるメンバーに応援される政治家ってあんまり多くないんじゃないかと思います。
という訳で、僕は滅多に政治家の応援はしないのですが、今回は鈴木寛さんをまじめに応援しています。ぜひ多くの皆様にも鈴木さんのやってきたことにご興味を持っていただければと思っています。詳しくは以下のURLをご参照下さい。