AERA(2009年2月2日号)に載りました
おかげ様で今週号(2009年2月2日号)のAERAの特集でメンター三田会のことが取り上げられて、私のことも紹介して下さっています。「慶應「三田会」のウィンウィン人脈」という特集記事です。もしご興味を持って下さる方はぜひご覧下さい。そこそこ良い形で我々の活動を紹介して下さっているのではないかと思います。
以下、ご紹介いただいた部分の抜粋です。
慶應の人脈力の強さは、横への広がりだけではない。世代を超えた横のつながりが、起業家の卵を育てている。
1月の土曜日の午後、都内のある企業の会議室。慶大の現役学生がパワーポイントを駆使し、起業家さながらに自分のビジネスプランのプレゼンをする。それを見ていたOBで資生堂常勤顧問の森靖孝さん(67)が、
「損益計画が弱い。いくら売れるか予測がつかないではなく、『いくら売るぞ』という意志が重要」
と檄をとばした。
学生16人に卒業生16人。SFCの授業「アントレプレナー概論2」のひとコマだ。卒業生たちは、「自分の社会経験を次の世代に生かしてほしい」とボランティアで集まった「メンター三田会」の面々。森さんは同会の会長代行を務める。
先輩後輩が「半学半教」
現役学生と卒業生の「懸け橋」となったのは、環境情報学部非常勤講師の牧兼充さん(31)だった。
「ITを学んでいた院生時代、大学はすぐれた技術を研究しているのに、産業に生かされていないと感じました。研究と社会をつなげることに、仕事のチャンスがあると思ったのです」
02年、起業支援組織「SFCインキュベーションビレッジ」を立ち上げたが、学内からの支援だけでは実学面が弱い。卒業生の知恵が必要と感じた。
「SFCは歴史が浅く、1期生でもまだ30代半ば。OB人脈という点ではハンディがあります。そこで高度経済成長を担ってきた50〜60代の方を、慶應150年の人脈から募りました」
メンターは、仕事の合間を縫って後輩の指導に足を運ぶ。週1回の授業や、年5〜6回の合宿では、深夜まで飲み交わしながら学生や若い卒業生と議論。海外のビジネスコンテストに参画するとなれば、英語のプレゼンや資料づくりをサポートする。
一歩誤ると、世話焼きのOBが若者に余計な口を出すという構図に陥りかねないが、
「主役は若手なので、メンターが出すぎないことも大事」
と森さんは言う。
「『半学半教』の福澤精神です。逆に最先端の若手の知見を知ることが、自分の仕事に生きる」
当初、牧さんはメンターに実践的なノウハウの指導を期待していたが、実際には企業倫理や経営哲学について学ばされることが多いという。うれしい誤算だ。設立から5年目。メンターに支援された学生が、卒業してメンターになるケースも出てきた。
キャプションや肩書きのミスなどもあったのですが、AERA 2009年2月9日号において、修正記事も掲載して下さいました。
ちなみにこの記事は、たまたま年末にMSN Messengerで、僕の高校の同期で新聞社に勤めている友人から、東北に赴任していた時代に知り合った記者の方がいて、(たまたま二人は慶應義塾中等部の先輩・後輩でもあったそうですが)その人が、今AERAの原稿を書いていて、テーマが「「慶應の人脈力」なので、ぜひ協力してあげて、と言われたのがスタートでした。
私自身が「慶應の人脈力」を活用させていただていることは事実ですが、でもそんな話をするよりも、メンター三田会のご紹介をさせていただければと思い、早速メンター三田会の森さんと鈴木茂男さんに相談し、新年早々に3人でインタビューを受けました。
そのときの話が結構盛り上がり、記者の方も深く興味を持って下さったみたいで、私が担当する授業である、「アントレプレナー概論2」の最終発表会の授業にまて、カメラマン動向でいらして下さって、最初から最後まで、発表会や学生との議論の雰囲気を取材して下さいました。
私の活動がAERAに掲載されたのは今回で2回目でしたが、前回よりはるかに好意的にとりあげて下さったので、うれしかったです。