2020年があけました。21世紀のsecond decadeの最後の年。ということは今年が終わると21世紀も5分の1が終わってしまう、ということです。最近、どんどん歳を重ねて、歳がとるのが怖いです。自分の年齢を考えたときに、本当に自分はこの年齢でやるべきことをや…
後数時間で2019年も終わろうとしています。この1年間は色々な意味でWBSでの活動の基盤を固めた1年だったかなと思います。この1年間で特に大きな出来事を10点にまとめて、振り返ってみたいと思います。改めてお世話になった皆様に御礼申し上げます。 1) 初の…
今学期の夜間主の「科学技術とアントレプレナーシップ」の授業、履修者のおかげで、本当にうまく回っていると思います。理想的なラーニング・コミュニティになりつつあると思う。 この授業、濁流に飲まれて溺れていくような授業にも関わらず、かなり多くの人…
2月にWBSで開講された授業"Venture Capital Formation"で、担当のProf. Phil Wickhamが、「シリコンバレーの通貨は、お金ではなく"narrative"なんだ」、と言っていました。お金自体は希少性はなく、むしろ大事なのは、個々人がどんな"narrative"を語れるかが…
年度はじめで色々な報告書を書かないといけないこともあり、昨年度1年間の成果の棚卸しをしました。 JST-RISTEX「スター・サイエンティストと日本のイノベーション」に関連して、メンバーが学会発表などを積極的にしてくれているおかげで、発表などの実績は…
WBS夜間主総合ゼミ1期生の卒業にあたり、こんなプレートを作ってプレゼントしました。
WBSの学位授与式において、僕は青色のレガリアを来て、参加しました。そしてDeanの淺羽さんも同じ色のレガリア。多くの人から「どうして浅羽さんとお揃いのデザインなんですか?」、「色間違えてないですか?」、「教員用はこの色なんですか?」、「アメリカ…
3月のWBS学位授与式において、Teaching Awardをいただきました。それに伴って、修了生の皆様へのお祝いのスピーチをさせていただく機会をいただきました。WBSに異動して1年半で、修了する皆さまにメッセージを伝える機会をいただけるなんて、本当に幸せなこ…
2019年度の夜間主総合ゼミでは、春クオーターの間、以下の3冊を前半で輪読することにしました。春クオーターは土曜に「科学技術とアントレプレナーシップ」というとても重い授業があるので、ゼミの方の負担は少し軽めにしたいと思っているので。 この3冊読…
僕のゼミのテーマは「科学技術とアントレプレナーシップ」です。このゼミ実はそこまで「アントレプレナーシップ」にはフォーカスしていなくて、あくまでメインは「科学技術を活用したビジネス」だと思っています。でも、それを実際に実行していこうとすると…
この3月に、いよいよ僕がWBSに異動してから最初のゼミの卒業生が誕生します。その卒業生を送り出すにあたって、最後に考えて欲しい課題を出したいと思います。 実はこの設問は僕が10年前に慶應で学部生を教えていた時の最終課題をベースに、一部MBAへ向けて…
夜間主総合ゼミも2期生がスタートするわけですが、ゼミがスタートするにあたっては、春休みの使い方がとっても重要。という訳で、春休みにやろうとしている課題シリーズをまとめてみました。 僕のゼミは、「科学技術とアントレプレナーシップ」がテーマで、…
WBS秋学期集中期間の新設授業のお知らせ 私自身が設立に関わった二つの授業が、WBS秋学期集中科目において解説されます。この2つの授業は、今世界で起きている最先端のイノベーションを学ぶためにとってもおすすめです。日本のみならず、世界のビジネススク…
The Hardware Hacker: Adventures in Making and Breaking Hardware (English Edition) 作者: Andrew Bunnie Huang 出版社/メーカー: No Starch Press 発売日: 2017/03/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る Shenzhen Superstars ? How …
3月1日(金)から3月6日(水)まで、ゼミのスタディツアーとして、浅羽ゼミと合同で深センに訪問します。 訪問する前に、ある程度予習してから行くことが大切なので、一通り学べるような教材を夜間主総合ゼミ、全日制グローバルゼミ、それぞれに用意しておきたい…
夜間主総合ゼミの修士論文の締め切りが2週間後に迫っている中で、ゼミとしての修士論文の型みたいなのがあるなぁと思ったので、個別にメンバーには部分的に伝えてますが、まとめておこうと思います。 第1章のイントロダクションでは背景からスタートして、研…
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。 毎年、その1年の目標を決めています。2002年から毎年やっているので、今年で18年目。今の高校生が生まれる前から続いていると思うと、すごいなぁ。 過去17年の目標を振り返ってみると以…
今年は本当に出張の多い一年でした。行った場所をまとめておこうと思います。年の3分の1くらいは出張しているんじゃないかと思います。合計123泊、外泊しているようです。本当に移動しまくった1年間でした。 深セン・香港 (1/2-1/9) サンディエゴ (2/7-2/11…
毎年その1年間を振り返り、自分にとってエポックメーキングだった出来事をまとめるようにしています。今年も随分新しいことにたくさんチャレンジしたように思います。 ちなみに、過去の10大ニュースはこんな感じです。2010年からこういう形でまとめているの…
11月上旬に参加したBabson Fellows Program for Entrepreneurship Educationについて、スポンサーへの報告書をまとめたのですが、この内容多くの皆さまに共有すると良いと思うので、ブログにアップします。 実はこのプログラムに参加したことで、自分がどん…
この時期WBSでは夜間主総合ゼミのメンバーが決定し始めます。僕のゼミは今年ちょうど運良く希望者が6人ということで、選考せずにメンバーが決定しました。選考しないといっても、事前の面談だったり、僕がどんな方針でゼミを進めようとしているかのメッセー…
今回のサンディエゴのスタディ・ツアーでは、サンディエゴ・エコシステムのキーパーソンの人たちのところを訪問し、インタビューします。サンディエゴのエコシステムのことをご存知の方だったら、このメンバーに長時間、時間を取ってもらうことがいかに贅沢…
スタディ・ツアーで、サンディエゴのエコシステムについて学ぼうとすると、事前予習がとても大切です。という訳で、必要な文献をまとめてみました。 (スタディ・ツアー参加者には、PDFなどのファイルをまとめてdropboxで共有しています) [書籍] Invention an…
9月2日(日)から9月9日(日)までの8日間、WBS夜間主総合の牧ゼミは、スタディ・ツアーをサンディエゴでやります。サンディエゴのエコシステムを学ぶプロセスを通じて、「科学技術とアントレプレナーシップ」の知見を深めてもらって、それぞれの修士論文の水準…
私が代表を務める、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター 科学技術とアントレプレナーシップ研究部会(STE)では、STE Relay Columnという企画をスタートしました。これは私が慶應にいた頃に考案して行なっていたSIV Relay Blogというものがあり、そ…
来年度、高校生の授業を持つにあたって、高校生たちに「課外活動」の重要性を伝えたいと思っています。 学校の中に閉じ困らずに、元気の良い高校生や大学生がどんな活動をしていて、どんなコミュニティが人気あるのか。"Great Vantage Point"という言葉がシ…
MBAの役割は学生の皆さんのキャリア形成をサポートすること。ゼミはそのサポートの中核としての役割を担うものです。ゼミが始まるキックオフの合宿では、ぜひ皆さんが今後のキャリアにどんな展望を抱いているか、ということを本音で語り合う場にしたいと思い…
「アトムとビットの新しい関係がイノベーションを民主化する」という話、これちゃんと議論しようとすると、色々な思想だったり、深い議論ができて、こんな本もおすすめだと思います。 Linuxはいかにしてビジネスになったか―コミュニティ・アライアンス戦略 …
来期のゼミで取り上げてみたいテーマは色々あるのですが、そのうちの一つは「アトムとビットの新しい関係がイノベーションを民主化する」という話。いわゆるメーカーズ・ムーブメントはどういう思想や技術背景で成り立っているのか、3Dプリンタがなぜ重要な…
JETROアジア経済研究所「アジアに起業とイノベーション」の研究会の活動の一貫で、1月上旬に深セン・香港に出張してきました。その際に簡単なレポートをまとめたので、ブログにも共有しておこうと思います。インタビューの結果、面白いなと思ったことを箇条…