Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

二十歳の頃に知っておきたかったこと 2007

ON

はじめに Stanford大学では、“Entrepreneurial Thought Leaders Seminar”という毎週、シリコンバレーの起業家を呼んだ講演シリーズの授業があります。このシリーズの中で、私も良く知るTina Seeligが"I Wish I Knew When I was Twenty"というタイトルで講演…

みんなに覚えられ続けられるアイディアと、すぐ忘れ去られるアイディアの違いは何か -Made to Stick: Why Some Ideas Survive and Others Die-

世の中には、良いアイディアなのにみんなにすぐ忘れ去られてしまうアイディアと、いつまでもみんなに覚え続けられるアイディアがあります。その違いは何なんでしょう。この疑問に答えを出しているのが、Chip Heathの"Made to Stick: Why Some Ideas Survive …

「社会的責任を自覚し、知性、感性、体力にバランスのとれた教養人の育成」って実際問題どうすればいいのだろう?

ON

「社会的責任を自覚し、知性、感性、体力にバランスのとれた教養人の育成」という言葉、私の母校のSFC中高が目指す、目標なんです。(http://www.sfc-js.keio.ac.jp/about/speech.html 参照。ちなみにこの挨拶文、歴代4代の校長先生がいるんですが、全員初代…

「インターネットマガジン」のバックナンバーがPDFで無償公開

ON

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/12/25/17997.htmlこれ、すごいことですね。まぁ、過去の記事は過去の記事ということなんだろうと思いますが、「インターネットマガジン」は日本のインターネットの歴史そのものを追ってきたメディアです…

駒崎がかっこいい!社会起業家の本物と偽物とは。 -「社会を変える」を仕事にする- -

SFCの後輩である駒崎弘樹君の本です。発売されたと同時に生協で買っていたんですが、ロンドン出張の行きの飛行機の中でゆっくり読むことができました。私は、駒崎君がITベンチャーの社長をしていた頃に、その会社をちょっぴりお手伝いしたことがあったので、…

ベンチャー企業と大手企業とのアライアンスは本当に難しい!

ON

学生のビジネスプランを見ていると、「大手企業とのアライアンスを結んで、こんなビジネスを展開します!」というようなプランが大変多くります。そういうときはいつも、そんなに簡単に大手企業とアライアンスを結べるわけがない、と思いながら聞いています…

VCをconvinceさせるために「新しいうそ」を考えよう!

ON

仕事がら私は今まで多数の人のビジネスプランのプレゼンを聞いてきました。面白いプランも中にはあるけれども、聞いても楽しくない、というものも沢山あります。その理由の一つは、例えば「競争優位性」について、誰もが思いつき、かつすぐ見破られるような…

ビジョンとミッションは何が違うのか。

ON

学生のビジネスプランを見ていると、ビジョンやミッションという言葉が頻繁に登場します。でも、本当に良いビジョンやミッションを見かけることは稀で、もっと言うと、ビジョンやミッションとは何か、ということを理解していない人が多いように思います。良…

アルゴ船の船旅に出よう -The New Argonauts: Regional Advantage in a Global Economy-

最近私が最もコンセプトに共感し、興味深く読んでいる本に、Annalee Saxenianの"The New Argonauts: Regional Advantage in a Global Economy"があります。まだ日本語版は出ていませんが、そのうち出るだろうと思います。日本では大ヒットするかは分からない…

もうすぐSIV Relay Blogが完結 -想い出に残ったブログ集-

ON

SIVラボが終結するにあたって、SIV Relay Blogも2008年3月末を持って完結します。3月末がちょうど150号。最終回は私が執筆したいと思っています。ご存じのない方のために、SIV Relay Blogは、以下のページにバックナンバー一覧がまとまっています。 http://w…

世界はフラット化するのか、尖っていくのか

ON

数年前に発売されたトーマス・フリードマンによる著作「フラット化する世界」は世界的にベストセラーになり、日本でも大きな影響力を持つ著作となった。 フラット化する世界(上)作者: トーマス・フリードマン,伏見威蕃出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日…

起業にあたってのバイブル本 -The Art of the Start-

今まで色々な起業に関する本を多数読んできましたが、その中でもっとも良かった本を一つあげろと言われたら、間違いなくこの本を選ぶと思います。というか、他と比較できないくらいダントツに素晴らしい本だと思います。 The Art of the Start: The Time-Tes…

グローバル化はやっぱり大競争時代 - このメッセージを学生にいかにして伝えるか -

ON

この仕事を6年間やってくる中で、グローバル連携のプロジェクトに多数携わってきました。その中で感じたことは、海外の人と交流すればするほど、このままで日本は大丈夫なんだろうか、という危機感です。日本人の優秀さ、日本のポテンシャルの高さは常々感じ…

博士取得へ向けての研究テーマを絞る

ON

博士取得に専念するにあたって、最近一歩づつ研究テーマを絞りつつあります。先日の大学院の会合では以下のようなテーマを発表してきました。今後は、このフレームワークについてどのようなデータをとって証明するのか、ということをもっと具体的に考えてい…

SIVラボの事務局長を退任することにしました

ON

SIVラボを立ち上げてから3年、前身組織であるSIV研究コンソーシアムを立ち上げてから6年が経ちました。この6年間の間に、SFCのインキュベーション体制も進み、様々なoutcomeが生まれて参りました。多くの方は気づいていらっしゃらないかと思いますが、実は後…