Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

2009-01-01から1年間の記事一覧

「のーじーコーヒー」開店にあたってのコメント

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昨年度の「アントレプレナー概論」を履修した能城君が「のーじーコーヒー」を湘南台に開店したということで、塾生新聞から授業担当者としてのコメントをもとめられました。もしかしたら他の一般紙にも掲載されるかも知れないとのことです。お会いする時間は…

TOEFL iBT Readingの有効な勉強法

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TOEFLの勉強も後は少しでも点数をより良くするという段階のラストスパートなんですが、その中でも、特にreadingの点数をなるべく満点近くにあげたいと思い猛特訓しています。以下のreading practice本は本当にお薦めです。この本の問題を解き、ここに出てく…

あっきーの壮行会

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昨日、10月より大阪赴任となるあっきーの壮行会に参加しました。少しでも勉強の時間を増やさないといけないので、自宅からの外出はほとんどしない身ですが、あっきーのSIVコミュニティへの貢献度は極めて高く、その感謝の気持ちを示したいと思い、参加させて…

GMATの勉強法

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色々な人からGMATの勉強法について聞かれるので効率化のためにブログにupしておきます。GMATは、極めて癖の強い試験なので、独学よりもAGOSなどの予備校に通うことをお薦めします。私は全コースをビデオ受講しましたが、かなり教材も良く寝られていて効率良…

アシスタントへの壮行会でのメッセージ

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私は最近本当にせっぱつまっているので、外出も控えているのですが、本日は私の仕事でアシスタントをして下さっていた方が仕事をやめて、米国での1年間の転職プログラムに参加なさるということで、壮行会に参加しました。そのときに本人にメッセージを口頭で…

國領先生からのアドバイス

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今日國領先生と研究相談をさせていただいたのですが、そのときにいただいたアドバイスです。 (A)が(B)に与える影響 (C)による(D)の実現方法に関する研究 自分のやりたい研究について、ABCDを埋めてみて、そのどちらがやりたいのかを答えてみよ、という課題を…

コミュニケーションツール基盤が移りつつあります

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最近はすっかり、twitterがコミュニケーションインフラとなりました。F2Fよりも、電子メールよりも、メッセンジャーよりも、ブログよりも、頻繁に活用しています。私に連絡するときは、何よりもtwitter経由が一番早いと思います。twitterはうまく活用しない…

イノベーション分野の関連レポート

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私のイノベーション研究に参考になりそうなレポートを教えていただいたので、備忘録かわりにWebにupしておきます。KGCの柴田さんから教えていただきました。ありがとうございます。私の研究も幅が結構広いのですが、こちらは、イノベーションを推進するため…

ソーシャルキャピタルをゲーム理論から説く

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ソーシャルキャピタルの研究は、色々な学問体系からなされていますが、私が今まで読んだ本の中では、ゲーム理論から説いたこの本が一番しっくりきました。 つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで (Minerva21世紀ライブラリー)作者: R.アクセルロッド,…

 社会科学の研究手法を学ぶための定番中の定番

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社会科学の研究手法を学ぶためのバイブルを一冊あげろと言われたら間違いなくこの本でしょう。かなり難しいので、初心者向けではありませんが。今回概要を読み直してみるとかなり忘れてしまっている。もう1回読み直さないとなというタイミングです。でも次読…

「良い研究とは何か」 -論文の評価手法-

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はじめにSFCの博士取得においては、査読付の学会誌の掲載がrequirementとなっている。自分自身の研究をまとめるためにも学会論文の投稿は良い機会となる。しかしながら、査読に通る論文をまとめることは決して容易ではない。他者の論文を読む際に、査読に通…

名刺を新しくしました

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結局今年度は家に閉じこもるはずが、研究関連のセミナー・ワークショップに参加していたらあっという間に名刺がなくなってしまいました。僕は、どんなセッションでも必ずフロアから発言をするので(日本でも海外でも)、どうしても目立つらしく終わった後に、…

研究進める上でのtips

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私が研究手法を学ぶ上で、誤解していたことを、以前tipsということでメモにまとめたので、せっかくですから、その内容もblogにupしておこうと思います。岡部先生がまとめられた本からの引用です。総合政策学という学問を作り上げていくための苦悩が良くわか…

総合政策学における3つの研究手法

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SFCでは、「総合政策学」とは何かという、研究の方法論自体の研究も盛んです。SFCらしい研究アプローチを身につけるためには、「総合政策学」という研究アプローチを学んでおくことも重要ですね。岡部先生がまとめられた総合政策学の研究アプローチをご紹介…

TOEFLの勉強

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最近はもうGMAT一色になってますが、数か月前までTOEFLの勉強をしてました。色々な方からTOEFLを勉強するにあたってお薦めの本はなんですか、と聞かれるので、時間節約のためにご紹介しておきます。 TOEFLのiBTは、4つのパートに分かれているわけですが、そ…

綾波レイは人工物なのか -研究領域としての「人工物の科学」-

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國領先生が研究室の学生に必ず読ませる文献の一つ。人工物のデザイン(アーキテクチャ)を考えるときに。人間の認知限界が重要だということがこの本を読むと良くわかります。ちなみに、日本語名は「システムの科学」ですが、私は英語名の"The Science of the A…

同窓会の社会学

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随分前に、このブログでもご紹介しましたが、この本のサマリーをきちんとupしていなかったと思うので、ブログに掲載しておこうと思います。私が同窓会ネットワークの研究をしていた頃に最もインスピレーションを与えてくれたのはこの本でした。 同窓会の社会…

ネットワーク理論の古典的論文

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私は何の研究者を目指すのか、というとそもそもは、majorがイノベーションで、minorがネットワーク理論と考えていたんで、一時期ネットワーク理論を結構勉強してました(今はminorはincentive structureになりつつあるのかな。まだやや不明瞭です)。さて、ネ…

真の研究者となるために -なぜ社会科学系の博士取得は、理科系の博士取得よりも時間がかかるのか-

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私自身、博士課程5年目にして、漸く研究テーマは絞れてきているものど、博士取得の目途が立っていないのが現状です。色々な事情があるにしても、博士取得は極めて長い道のりであることを痛感しています。一方で、理系の博士の人は、社会科学系の博士よりも早…

「社会に役立つ社会科学の研究手法」と「プロダクトにつながる科学の研究手法」

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社会科学分野の研究を、社会現象の分析にとどまらずに、どのように現実に役立つ形でフィードバックしていけば良いのか。科学研究を具体的にプロダクトにまで落とし込むためには、どのような研究が必要なのか。この一見二つの違うように見える質問の答えは、…

せっぱつまり気味になり始めてます。

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本当に色々な勉強やら研究やらやるべきことが重なってきました。切羽詰まり気味の毎日です。本当はやりたいけど、以下のことは自粛します。。。楽しんだ人、いずれ感想教えて下さい。 村上春樹「1Q94」を読む 母校の高校野球の応援 (これだけは今まで卒業後…

國領先生からの研究のアドバイスから新たなフェーズへ突入

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お陰さまで、順調と呼べるかどうかは別として、研究は一歩一歩着実に進んでいます。やりたいと思うことの焦点を絞ってこれていますし、先行研究のレビューも随分と進んできました。自分のやりたい研究が、アカデミックの既知の研究からどういう新しい一歩を…

國領総合政策学部長就任祝賀会に参加して

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本日、SFC Forum、KIEPコンソーシアム、メンター三田会の方々が主催して下さった國領先生の総合政策学部長のご就任祝賀会に参加させていただきました。大変気づかいにあふれた素晴らしい会で、末席ながら参加させていただいたことを幸せに思います。森さんは…

日本語は滅びる

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最近は、日々の生活パターンを日本語から英語に切り替えている訳ですが、研究者として日米比較を行うとすると、日々読む文献・論文、メールの読み書き、ブログの読み書きを、英語と日本語について、どのように使い分けていくと良いか悩みます。そんなときに…

エヴァ新劇場版「破」見ました

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ヨーロッパ出張でずっと研究と英語付けだったので、ちょっと息抜きに、エヴァ新劇場版「破」観てきました。 7月は奨学金の願書や試験勉強、研究プロポーザルのとりまとめの山場なので、感想や批評する時間はほぼありませんが、箇条書き感想を。 旧世紀版のこ…

Fleming(2004) "Science as A Map in Technological Search

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最近読んだ英語の論文にあまりにも感動したのでご紹介しておこうと思います。科学が発明に本当に寄与しているのか。どのような場合に寄与しているのかを特許情報を使って科学的に分析している論文です。自分の博士論文とも密接に絡む論文であろうと思います…

今更ながらTwitter

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今更感もありますが、今回イノベーション系のカンファレンスに2つ参加して改めて思いましたけれども、世の中のtwitterの普及度は、予想を上回っていますね。完全にtipping pointを超えたように思います。イノベーション系での研究でも、twitterをイノベーシ…

ウィーンにて英語論文の書き方ワークショップに参加しました

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自分にとって英語での論文を書くことはまだチャレンジングで、今一つ踏み切れない状況でした。今回、ISPIM2009の事前プログラムとして、「英語論文の書き方」というワークショップが、6月20日、21日と開催されていたので、「ちょうど良い!」と思って、ちょ…

英語版のBlogを始めることにしました

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今年度になって、日本人の新しいネットワークを広げることはやめて、なるべく海外の人(特に米国人)とのネットワークを広げることを意識的に心がけています。名刺交換した人も、今年度に入ってからは日本人以外の方が多いです。ところで今回海外出張に来て、…

2009年のInnovation Event Calendar

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本日より、10日ばかりヨーロッパ出張に行ってきます。グラスゴーとウィーンにて開催されるイノベーション関連のカンファレンスに参加するためです。最近は、世界中でどんなカンファレンスが開催されているか大枠様子がつかめてきました。次はそれぞれのカン…