定量分析の基礎を身につけるために - Stata入門 -
僕のゼミでは、サイエンスの一分野である経営学を学んでもらうために、定量分析の基礎を身につけてもらうことにしています。
加えて、最近スター・サイエンティスト・プロジェクトでのリサーチ・アシスタントを公募しており、希望者の方々に、定量分析の基礎を学んでいただく必要があります。
必要に応じてワークショップなども開催していきますが、やっぱり自力である程度学んでいただくことが大切なので、そのプロセスについて、以下にまとめます。
ゼミやプロジェクトでは相互にデータをシェアできるように、社会科学の研究分野でシェアの高いStataを皆さんに使っていただきます。
Stataの入門書としては以下が最適です。まずこの本を目を通しておいて下さい。
この本に従い、Stataをインストールし、基礎的な操作を学んでみて下さい。自分でデータセットを作って(本当に簡単なもので構いません)、以下のことを実行できるようになって下さい。作成したものを提出してもらいます。
- 変数のヒストグラムの作成
- 二つの変数の散布図の作成
- 回帰分析の結果
- パネルデータを作成し、パネルデータの分析 (固定効果の利用)
Stataについては以下の手法で手に入れて下さい。
- ゼミの学生は今後使いこなしてもらうので、以下のライセンスを購入して下さい。修士論文であれば原則Stata 15 ICで十分と思います。以下の学生版が安く購入することができます。グループライセンスの購入も検討したのですが、それよりも学生版ライセンスを個別に購入してもらった方が安そうです。学生版ライセンス: https://www.lightstone.co.jp/stata/gradplan.html
- リサーチ・アシスタントを希望する方は、まずはソフトウェアに慣れてもらう必要があるので、Stata評価版・学生用(2週間のお試しライセンス)を使って、上記の本を参照しながら一通り機能を使いこなしてみて下さい。Stata評価版ライセンス: https://www.lightstone.co.jp/eval/index.php?id=stata
- リサーチ・アシスタントの仕事が本格的に始まる時には、研究室で購入しているサイト・ライセンスを提供します。
パネルデータとは何かなど、計量経済学の基礎を学ぶには以下の本を一通り読み、社会科学における分析について学んで下さい。
その他、東京大学の吉岡(小林)先生の作成したStataの使い方の基礎に関する資料なども必要に応じて参照して下さい。この資料は関係者に別途お渡しします。
その他、学習にあたっての配布資料は個別にお渡しします。