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Science, Technology, and Entrepreneurship

政策研究大学院大学助教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

続「今、SFCの1年生だったら何しますか」


授業でお話させていただいたことや先日のブログに関連して、多方面から関連する質問をいただいたので、それらの答えもまとめておこうと思います。


もし今、慶應のインキュベーションの責任者だったらどんな施策を立ち上げますか。


第二KBCと第二SFC-IVを立ち上げようとすると思います。私が慶應のインキュベーションに携わっていた頃には、自分たちが慶應のインキュベーションを代表する資格はなく、多数の競合がいて、その中で、自分たちがどう慶應義塾に貢献できるのかを真剣に考えていました。最近のKBCを見ていると、その緊張感がなくなり、必ずしも慶應にとって意味のある団体なのか再考が必要だと思っています。その意味では、慶應のインキュベーションを担う他の学生団体が立ち上がることは、健全な競争が生まれ、また良い協調関係になるのではないか、と思います。

これと同様のことがSFC-IVにも言えます。SFC-IVの空室率は問題だと思いますが、これは本当にSFC発のベンチャーが減っていることが原因なのでしょうか。もしSFC-IVの隣に第二インキュベータが立ち上がれば、健全な競争が生まれ、どうやってベンチャー企業を誘致するか、という知恵が生まれるように思います。いずれにしても、SFC-IVを卒業したベンチャー企業が入居するポストインキュベータが必要だったので、その役割を果たすことが第二メインなのでしょうが、相互の領域が被る部分で競争が生まれると良いなと思います。


もし今、SFC高校の3年生だったらSFCに進学しますか。

少なくとも海外の大学への進学を視野に入れると思います。まず高校の校長先生に、海外の大学を受験した場合には、慶應義塾大学の推薦を同時に得られるような制度にかえてもらうように提案して、その制度の実現を目指すと思います(今でも医学部は、他大学受験をしても、推薦の権利を保持できる)。その上で海外受験をします。SFCはグローバルに見ても、大変個性的な学びの場なので、最後まで海外の大学とは迷うと思います。最後は自分のやりたいことができそうかどうかで比較します。いずれにしても、海外の大学は9月からなので、半年間はSFCに入学して、何をやりたいかを真剣に考えると思います。


留学先が共にアメリカとありましたが、ヨーロッパへの留学は考えないのですか?

自分自身は、子供の頃にイタリアのローマで育っているので、ヨーロッパよりもアメリカに住みたいという希望が強いです。またヨーロッパに住んだからこそ、アメリカの良さが分かるようにも思います。一般論としては、アメリカとヨーロッパ両方見た方が良いと思うので、ヨーロッパを見たことがない人は、ヨーロッパもありだと思います。ただ個人的には、アメリカの大学のシステムは世界でも優位を持っているように感じていて、もし大学に行くのであれば、ヨーロッパよりアメリカかなと思います。仕事で行くにはヨーロッパもありかも。でもこの点は色々な意見があるように思います。