Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

キャリア

海外に留学する学生へ贈る言葉

海外在住が長くなる中で、新たに留学する学生と会う機会が増えてきています。特にそのような場で、新たに留学する学生にちょっとしたメッセージをお伝えする機会が多々あるので、そのときにお伝えしているメッセージをまとめておこうと思います。なお、主に…

自分のネットワークの可視化

Social Networking Serviceは、自分のネットワークをマネージするのに便利ですが、なかなかそのネットワークの可視化で、実用的に便利なものは知りませんでした。その中で、最近知ったLinkedIn用のInMapsが一番便利なように思います。 自分のネットワークは…

As long as you are alive in this planet, you have a choice.

僕の授業を受けたことのある人は、映画"October Sky"と言われたら、すぐにピンとくるのではないかと思います。この映画のtrailerがyoutubeにあがっています。 この中で、映画本編には出てこない、ライリー先生の"As long as you are alive in this planet, y…

骨太の人間になるために

twitterを見ていて、SFCの卒業を目前にした藤井(@Ryosuke_Fj)が卒業直前に読んでるという本を見て。 どんな本を読むかは本人の自由なのだけれども、大学を卒業して、これから社会人になるにあたって、読むと良い本って何だろうということを考えさせられまし…

UCSDへの留学プログラム

最近、日本にいる学生/若手から、米国への留学プログラムについて相談を受ける頻度が増えてきたので、UCSDに短期留学したい場合のプログラムをご紹介しておこうと思います。 短期留学したい場合には一番一般的なのは、エクステンションの提供するプログラム…

続「今、SFCの1年生だったら何しますか」

授業でお話させていただいたことや先日のブログに関連して、多方面から関連する質問をいただいたので、それらの答えもまとめておこうと思います。 もし今、慶應のインキュベーションの責任者だったらどんな施策を立ち上げますか。 第二KBCと第二SFC-IVを立ち…

今SFCの1年生だったら何しますか?

12月に日本に行った際に、松倉さんがSFCで担当している授業「知的財産権とビジネスモデル」にゲストスピーカーとして呼んでいただいて、SFCの学生に話をしてきました。この授業「知的財産権とビジネスモデル」は私がSFCに在籍中に、立ち上げた授業の一つで、…

ネットワーキングの勧め

7年前のブログにて、「ネットワーキングの勧め」というタイトルのエントリを発見した。この内容は今でも有益だと思うので、こちらにも修正の上、転載しておきます。Facebookをはじめとして、Social Networking Serviceを利用している人が多い。このサービス…

レジュメの書き方

随分昔に別のブログに書いたレジュメの書き方。今でも役立つと思うので、このブログもupしておこうと思います。就職活動、転職活動などをするにあたって、日本では履歴書の提出が求められる。一方米国では、この履歴書のことをレジュメと呼ぶがこの二つは似…

AO入試情報サイトのインタビュー (転載)

数年前に、SFC AO入試の情報サイトのインタビューにご協力したのですが、そのインタビューのサイトが消えてしまったようなので、内容をこのブログに転載しておこうと思います。 (http://omu-ao.sakura.ne.jp/interview/kyoju/maki.html がオリジナル) ・SFC…

子供の頃の成長記録と自分が大切にしたい価値観

昨年亡くなった祖母の部屋から僕の子供の頃の成長記録が出てきて、今回友人がこちらに来るときに持ってきてもらいました。成長記録の中には、幼稚園の頃の日誌、小学校の頃の通知表、幼稚園の頃の学習塾の試験結果、高校生の頃の自分がのっている新聞、大学…

米国の経営学はドメスティック志向か

少し前に、東京大学の藤本先生の記事、「「アメリカ離れ」が進む 日本の経営学会事情」を読んだ。この記事は5年前に書かれていたものであり、私自身が今米国のアカデミアで体験している実感からすると、この5年間で米国の経営学コミュニティには変化があるよ…

若者が「自分探し」という愚行から脱するために読むべき本

近年、若者の多くが「自分探し」をしている。慶應義塾の教員してた頃から、「自分探し」をしている若者からの相談を多く受けてきたし、渡米してからも依然として、頻繁にそのような相談を受ける。僕のところに相談に来る学生の多くは、昔は「起業」「新事業…

「経験者から学ぶ」ということ

先日のエントリ、「グローバル社会で真剣に戦う覚悟」は多くの方が観て下さって、その中でmkusunokさんからいただいたコメント。 mkusunok: いい心がけ。なかなか難しいけどね。年下に向かって敬えとしかいえない時点で負けだが、偶に言語化し難い重要な忠告…

「グローバル社会で真剣に戦う覚悟」 - 黒川さんとのインタラクションで思ったこと -

昨日の黒川さんとのインタラクションで、考えさせられることが沢山あったので、思ったことをまとめておこうと思います。ちなみに、以下の意見は僕が思ったことをまとめたものであって、黒川さんが直接発言したものではありません。 海外に留学している学部生…

Dr. Kurokawa Returns

黒川清さんが再びサンディエゴにいらっしゃるとのことで、前回黒川さんに会うことのできなかった学部生の人たちを中心に、懇親会を企画しました。学部から院生、Global CONNECTのメンバーなど総勢15人近くで色々な話をできました。黒川さんはいつも通りのス…

キャリアを考えるにあたって、人生観を広げる本

僕が今まで読んだ本の中で、自分のキャリアを考えるにあたって、人生観を広げることにつながった本をご紹介したいと思います。理論ではなく、感覚で理解する本ばかりです。 世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ作…

黒川清さん、San Diego来訪

黒川清さんがサンディエゴに学会でいらしているとのことで、こちらにいる「日本×イノベーション」のメンバーとの懇親会を開催させていただきました。 (黒川さんのブログ) まず感想から。 黒川さんの根幹となるメッセージはいつもと同じで「グローバルに勝負…

助手に成り立ての頃のことを、SFC中高同窓会メルマガ寄稿を読んで思い出す

こっぺのブログを読んで、自分が今考えていることをオープンに文章にしておくことって大切だなと改めて思ったりしました。10年後、20年後に振り返ったときに、自分の原点を振り返る貴重がマイルストーンになるから。 ところでこのこっぺの投稿を観ていて、ふ…

元祖「だから学生は嫌われる20の理由」のご紹介と「グローバル社会版」の予告

ひょんなことから、僕が2003年に作った「だから学生は嫌われる20の理由」は意外とネットで未だに密かな人気を集めていることを知りました。つい最近では以下のブログにとりあげていただきました。僕が書いたものより遥かに詳しく解説されています。 「だから…

大空に駆ける想い

縁あって、安辺浩さんの伝記である以下の2冊を読みました。 朝日新聞訪欧大飛行 -大正ロマン冒険飛行時代の男たち 上作者: 前間孝則出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/06/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 朝日新聞訪欧大飛行 -大正…

"Don't Trust Over Thirty" +3

1月6日を持って、33歳になってしまいました。20代に仕事していた頃は、"Don't trust over thirty."といいながら、未熟ながらも若いパワーで何ができるかを必死に模索し続けた期間でした。そして早くも、30歳を迎えてから3年もたってしまいました。30代は20代…

今までの「価値観の狭さ」「温室育ちを」を実感する日々

2週目の授業が終わりました。1週目に比べて、自分の知識が更に浅い分野だったのでかなり苦労をしましたが、一応終わったという感じです。この三連休で、復習をしっかりしなくては。。。理解が浅い部分も多々あるので偉そうなことは言えないのですが、でも大…