SIVの6年間を振り返る
2008年4月より、SIVは発展的に改組し、慶應SFC Innovation & Entrepreneurship Platform研究コンソーシアム (KIEP)と名称が変更することとなった。SIVの改組にあたり、SIVが発足した2002年からの6年間の主な出来事をまとめる。
2000年度-2001年度: 手探りの準備期間
SIVの構想を開始し、どのような組織体制をこの活動を行うか、手探りでの準備期間であった。
2000年 | 4月 | 松本孝利氏、政策・メディア研究科特別研究教授に就任 |
12月 | 松本孝利氏を中心にSFC Incubation Villageの構想スタート | |
2001年 | 7月 | ケイアイブイエス株式会社(現MMインキュベーションパートナーズ)設立 |
11月 | SFC研究所内にSFC Incubation Village研究コンソーシアムが発足 | |
2002年 | 2月 | 第1回準備委員会を開催 |
3月 | 第2回準備委員会を開催 |
2002年度: 暗中模索の1年目
SFCにおけるインキュベーションを推進するための組織として、SFC Inbcubation Village研究コンソーシアムを開始したものの、具体的な活動内容は定まっていなかった。暗中模索の中、国内外の事例調査、今後の活動計画の検討などを推進した1年間であった。
2002年 | 4月 | 代表: 村井純、副代表: 松本孝利として、SFC Incubation Village研究コンソーシアムフェーズI開始 |
刈込オフィス運用開始 | ||
5月 | 事務局開設 | |
7月 | Stanford Global Entrepreneur's Challenge視察 (Singapore) | |
9月 | シリコンバレー視察 (Silicon Valley, California) | |
11月 | Open Research Forum 2002にてSIVベンチャーフォーラム2002開催 | |
SIV Business Idea Contest開催 | ||
2003年 | 1月 | 第6回ベンチャー・プライベート・カンファレンスをNTVPと共催 |
SFC研究所より業務委託を受け、SFC内シーズ調査を実施 | ||
2月 | 2003 AUTM Annual Meeting参加 (Orlando, Florida) | |
UC San Diego CONNECTプログラム視察 (San Diego, California) | ||
シリコンバレー視察 (Silicon Valley, California) | ||
3月 | フェーズI最終報告会開催 |
2003年度: 基盤作りの2年目
國領二郎教授がSFCに移籍し、副代表に就任。インキュベーションの基盤作りのため、アントレプレナー育成、ネットワーキング等の具体的な施策を開始した。
2003年 | 4月 | 代表: 村井純、副代表: 國領二郎として、SFC Incubation Village研究コンソーシアムフェーズII開始 |
SIVコンテスト運営チーム発足 | ||
6月 | SIV Networking Seminar開始 | |
9月 | The AUTM Startup Business Development Course参加 (Baltimore, Maryland) | |
MIT視察 (Boston, Massachusetts) | ||
國領研究会1におけるアントレプレナー育成 SIV Tutorial開始 | ||
メンター制度開始 | ||
11月 | Open Research Forum 2003に出展 | |
SFC Entrepreneur Award 2003開催 | ||
SIV Executive Summary Contest 2003開催 | ||
12月 | プレスリリース「SFCにおけるベン チャーインキュベーション事業について」 | |
2004年 | 1月 | SIV Business Plan Contest 2003開催 |
2月 | SIVフェーズII最終報告会開催 | |
3月 | シリコンバレー視察 (Silicon Valley, California) | |
MIT 50K Global Startup Workshop 2003参加 (Cambridge, UK) |
2004年度: コミュニティ拡大の3年目
2年目に開始した個別施策について、相互連携による全体的なシステムを構築した1年であった。また中小企業基盤整備機構によるインキュベーション施設がキャンパス内に設立されることが決定し、産業界の注目が高まり、会員企業が急増。コミュニティの拡大が大幅に進んだ1年であった。
2004年 | 4月 | 代表: 國領二郎、副代表:村井純として、SFC Incubation Village研究コンソーシアムフェーズIII開始 |
SIV Tutorial (基礎コース)開始 | ||
7月 | メンター三田会発足 | |
REE ASIA 2004 参加 (Singapore) | ||
10月 | Entrepreneur in Residence制度開始 | |
2nd Global Startup@ Singapore出場 (Singapore) | ||
11月 | Open Research Forum 2004に出展 | |
SFC Entrepreneur Award 2004開催 | ||
2005年 | 1月 | SIV Business Plan Contest 2004開催 |
藤沢鳳雛塾発足 | ||
3月 | フェーズIII最終報告会開催 | |
MIT 50K Global Startup Workshop 2005参加 (Abu Dhabi, UAE) |
2005年度: 質の向上の4年目
SFC Incubation Village研究コンソーシアムを発展的に改組し、SIVアントレプレナー・ラボラトリーが発足。3年間の活動により構築されたエコシステムの質の向上を図った1年間であった。
2005年 | 4月 | 代表: 國領二郎、副代表: 村井純として、SIV アントレプレナー・ラボラトリー発足 |
東京21cクラブ SIVアントレプレナー・ネットワーク発足 | ||
K-TEC (Keio Technology & Entrepreneurship Club)発足 | ||
7月 | REE ASIA 2005参加 (Beijing, China) | |
8月 | APEC-TIC 100参加 (Taipei, Taiwan) | |
10月 | SIVリサーチ株式会社(現MMインキュベーションパートナーズ)、メンター有志に経営権譲渡 | |
11月 | 田中克徳氏、政策・メディア研究科助教授に就任 | |
11月 | Open Research Forum 2005に出展 | |
SFC Entrepreneur Award 2005開催 | ||
キャップカットプロジェクトがIdea to Product International Competitionにて部門3位に入賞 (Austin, Texas) | ||
12月 | 3rd Annual Global CONNECT Conference参加 (Taipei, Taiwan) | |
3月 | 慶應藤沢イノベーションビレッジ開設 |
2006年度: 実践的インキュベーション始動の5年目
いよいよ慶應藤沢イノベーションビレッジ(SFC-IV)が開設。SFC-IVと連携した実践的なインキュベーションが開始した1年間であった。
2006年 | 4月 | 代表: 國領二郎、副代表: 村井純としてSIV アントレプレナー・ラボラトリー2006開始 | |
SIVSG (SIV Student Group)発足 | |||
KBC実行委員会発足 | |||
アントレプレナー概論1開講 | |||
5月 | SIV Forum開始 | ||
6月 | REE ASIA 2006参加 (Bangkok, Thailand) | ||
7月 | 森靖孝氏、政策・メディア研究科教授に就任 | ||
8月 | APEC-TIC 100参加 (Taipei, Taiwan) | ||
9月 | アントレプレナー概論2開講 | ||
10月 | 樺澤哲氏、政策・メディア研究科教授に就任 | ||
REE USA 2006参加 (Stanford, USA) | |||
11月 | 音力発電がIdea to Product International Competitionにて部門3位に入賞 (Austin, Texas) | ||
11月 | Open Research Forum 2006に出展 | ||
SFC Entrepreneur Award 2006開催 | |||
12月 | 4th Annual Global CONNECT Conference参加 (Tronto, Canada) | ||
2007年 | 2月 | REE ASIA 2007 pre-meeting参加 (Daejeon, South Korea) | |
3月 | MIT 100K Global Startup Workshop参加(Trondheim, Norway) |
2007年度: Sustainabilityへ向けた6年目
6年間の活動により構築されたエコシステムを、SIVラボ以降どのような形で持続可能な仕組みにしていくかについて、模索した1年間であった。
2007年 | 4月 | 代表: 國領二郎、副代表: 熊坂賢次としてSIV アントレプレナー・ラボラトリー2007開始 |
シリコンバレー視察 (Silicon Valley, California) | ||
REE ASIA 2007参加 (Seoul, South Korea) | ||
7月 | Global TIC 2007参加 (Taipei, Taiwan) | |
9月 | ACCEL実行委員会発足 | |
革新的ネットサービスの構築 開講 | ||
知的財産権とビジネスモデル 開講 | ||
10月 | REE USA 2007 参加 (Stanford, USA) | |
REE USA 2007 Fellows Program 参加 (Stanford, USA) | ||
11月 | SFC Entrepreneur Award 2007開催 | |
12月 | 5th Annual Global CONNECT Conference 参加 (London, UK) | |
2008年 | 1月 | KLIC(Keio Leading Innovation Community)発足 |
3月 | MIT 100K Global Startup Workshop 参加(Mardid, Spain) |