2012年を振り返って
2012年を振り返ってみると、その出来事の多くは、アメリカでの博士課程に関するものでした。今年1年の10大出来事をまとめてみたいと思います。
- Ph.D Candidateへ
- 博士課程の前半戦が終わり、博士候補となりました。最終学歴もこれにより変化し、学費も下がり、名実ともとに博士課程のプロセスが進みつつあります。
- Qualifying Exam合格
- 博士課程前半戦の最大の難関であるQualifying Examに合格しました。3人の教員が僕のためだけに試験問題を作り、take homeで丸3日間で試験をときます。人生で最もストレスフルな3日間でしたし、自分のストレス体制は随分上がったように思います。試験準備も大変でした。
- Dissertation Committee発足
- 博士課程の最終審査を担うdissertation committeeが発足しました。自分がお願いしたいと思う皆様には快く引き受けてくださいましたし、更に自分が尊敬する先生からcommittee memberになるよとお声をかけてくださったこともあり、自分がアメリカのアカデミアで基盤を作りつつあることを実感する機会でした。
- 新しい出会い
- 僕は普通の人よりもちょっぴりだけ複雑な家族構成なのですが、自分にとって身内でありながら、会いたいと思っていながら会うチャンスがなかった人がいて、年末にその人とついに会うことができました。自分の人生においてとても大切な人なので、これからその関係を深めていきたいと思います。
- 星先生から学んだこと沢山
- UCSDにいらっしゃる星先生が本年末を持ってスタンフォードに移られるということで、最後の学期に星先生の授業を履修して沢山のことを学ばせていただきました。その他、アメフト観戦ご一緒させていただいたり、Thanksgivingのディナーにご招待いただいたり、Japan Lunchに参加させていただいたり、星先生との出会いがあったからこそ、こちらでの生活が充実したものとなりました。
- Lab to MarketのTAの基盤確立
- 渡米してからの学費の捻出は、MBA向けのコース、Lab to MarketのTA (Teaching Assistant)の仕事をすることによってまかなっていました。1年目の春学期からこの授業のTAを始めたのですが、最初の頃は右も左も分からず慣れるだけで必死。でもこのTAを何度か繰り返すうちにすっかりノウハウもたまり、授業内容の改善なども積極的に提案できるようになりましたし、学生からの質問も大枠答えられるようになりました。この授業にもっとも経験のあるTAであると自他ともに言えるようになりましたし、次のステップはこの授業を実際に担当していくことに慣れていかなくては、というフェーズです。
- 渡米後発ワーキングペーパー
- 今年1年でアメリカのアカデミアにて実績を出すということを目標としていましたが、年末までに一本目のワーキングペーパーをまとめました。研究手法も日本にいた頃とはガラッとかわり、アメリカで学んだ手法を十分に活かすことができたように思います。
- 結婚式のスピーチ3回
- 慶應時代の後輩の結婚式のスピーチを頼まれることが増えました。今年だけでも3回。自分自身が結婚してないのに、他の人のスピーチをやっていいのかとも思うのですが。みんなそれぞれ大きく成長していくし、何よりそういう晴れ舞台の場で、スピーチを頼んでもらえるのは本当にうれしいことで、いつも真剣勝負です。
- c.japan 運営基盤拡大
- SDに来てから立ち上げたc.japanは思った以上にニーズがあるようで、参加者も増えましたし、日本からのゲストもそこそこの数になり、最近は運営チームを組成して、僕がいなくても回る仕組みになりつつあります。
- サンディエゴ三田会の活性化
- 渡米してから最初は何となく参加させていただく場であったサンディエゴ三田会も、沢山の知り合いと出会い、自分にとってのサンディエゴでの生活をより充実したものにするための貴重な場となりました。幹事の一人として運営に携わらせていただいていて、会員同士の交流を促す方法をいつも考えています。