MBAの学生が修士論文をまとめるにあたって読むべき研究手法の本
WBSはMBAですが修士論文が必修です。ゼミを中心に、学生の皆さんの修士論文を手厚くサポートします。このプロセスを通じて、皆さんのMBAでの2年間の学習をより強いものにするための仕掛けです。米国の大学にある"Capstone Course"の位置付けです。
でもMBAの皆さんは、修士論文でどんな論文を書いて良いか、特に研究手法で悩むと思います。
そこでいくつかのおすすめの本をまとめたいと思います。
まずMBAの学生向きに書かれた研究手法としてもっともおすすめなのか、この本です。あまりアカデミックな領域に深く踏み込みすぎたくないMBAの学生の方はこの本をベースに修士論文を考えると良いと思います。
定量分析の研究をやってみたい人は、以下の2冊はぜひ押さえて下さい。
定性分析の研究をやってみたい人の定番はこの本だと思います。
新装版 ケース・スタディの方法(第2版) (bibliotheque chikura)
- 作者: ロバート K.イン,近藤公彦
- 出版社/メーカー: 千倉書房
- 発売日: 2011/08/22
- メディア: 単行本
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もう少しアカデミックに社会科学の研究手法を学んでみたい人はこの本。
- 作者: G.キング,R.O.コヘイン,S.ヴァーバ,真渕勝
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 単行本
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この本は英語しかないのですが、実験及び擬似実験を学ぶための定番。因果関係の推論をしたいのであれば、実験とは何かを理解することがとても大事です。定性分析をするときですら、実験とは何かが頭に入っていると、論文の質が大きく変わります。
Experimental and Quasi-Experimental Designs for Generalized Causal Inference
- 作者: William R. Shadish
- 出版社/メーカー: Wadsworth Pub Co
- 発売日: 2001/07/13
- メディア: ペーパーバック
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