Science, Technology, and Entrepreneurship

早稲田ビジネススクール准教授。研究分野である、「科学技術とアントレプレナーシップ」に関することを中心に、日常生活で考えたことをお届けします。

「時には昔の話を」をしたくなるサンディエゴライフを送ろう

サンディエゴに住むようになってから4人目のゲストは、莵原君でした。莵原君とはSFC中高の「購買のおばちゃん」の紹介で知り合いました。最初にあったのは2年前くらいでしょうか。

莵原君は、資産運用の経験、ファイナンス・統計・確率の知識など、僕が持っていない能力を沢山もっている人で、話をしているだけで僕自身色々なことを学ばせてもらっています。実務と知識のバランスの極めて良い人だと思っています。また視野も広く、色々なことを議論することで、僕自身の視野も広がるし、新しい考え方がまとまったりもします。そんな訳で、サンディエゴでの生活の魅力を伝えるために、色々なところをご案内しながら、沢山のことを話せた2日間でした。

ところで、こちらにいらして下さった方の案内を積み重ねると、どんどん新しい観光スポットが見つかります。段々サンディエゴ案内のプロになっているかも。相手の興味に応じて、案内できるところもバリエーションが広がってきました。以下、記念写真です。





ところで、最後空港まで送っていく車の中で、「時には昔の話を」を聞きながら、その歌詞の魅力について話していたときに、莵原君から「ホーム」か「アウェイ」かは場所ではなく、どれだけ深いコミットメントに基づくのでは?と言われ、なるほどぉ、と思いました。その意味では、「時には昔の話を」に感銘を受けるのは、僕のホームは過去の活動にあるからなのかも知れないな、と思いました。そして兎原君は更に、ホームは時と場合によって変わる。サンディエゴで色々なコミットが積み重なっていけばホームはこちらに移るのだと思う、とのこと。これもそうだと思います。サンディエゴはホームになりつつあると自分は思っていましたが、確かにまだ過去の活動に依存してるところが多いのかも。それが悪いとは思いませんが。莵原君と日本で最後に会ったのは、7月末の渡米にあたっての壮行会でした。そのときに皆さんにご挨拶させていただいた話や、そのときの自分の思いを久々に思い出しました。良い意味で初心に戻れたような気がします。


壮行会のときのご挨拶の資料


という訳で、将来いつか今のサンディエゴの生活を振り返ったときに、「時には昔の話を」の歌詞にある通りの意味で、サンディエゴの話をすることができるような生活を、サンディエゴで送れるかどうか、というのは本当に大事なことだと思いました。がんばっていこう。