2018年を終えて - 今年の10大ニュース -
毎年その1年間を振り返り、自分にとってエポックメーキングだった出来事をまとめるようにしています。今年も随分新しいことにたくさんチャレンジしたように思います。
ちなみに、過去の10大ニュースはこんな感じです。2010年からこういう形でまとめているのですが、結構苦労していた時代とか、色々なことをやってきたなぁと思います。
2017年 / 2016年 / 2015年 / 2014年 / 2013年 / 2012年 / 2011年 / 2010年
2018年の10大ニュース
- 夜間主総合ゼミ始動 - 合宿、修士論文、スタディツアーなどなど
- SFC中高「ゆとりの時間」を担当
- MicroMBA の立ち上げ
- 早稲田への引っ越し
- JETROアジア経済研究所研究会と深セン、スリランカ訪問]
- ハーバードとバブソンでの研修プログラム
- エグゼクティブ教育を担当
- 「科学技術とアントレプレナーシップ」夜間主授業
- STE Relay Column始動
- ドイツ、パリ、他国内外出張たくさん& JGC Premier 達成
1. 夜間主総合ゼミ始動 - 合宿、修士論文、スタディツアーなどなど
この1年で自分にとってとても大きな出来事といえば、なんと言ってもWBSにて夜間主総合ゼミを担当しはじめたことです。昨年末に選考があって、とても優秀な方々が集まって下さって、自分がどこまでお役に立てるか不安も抱えながらのスタートでした。でも実際やってみると、皆さんとても協力的だし、ゼミに関わることが楽しくて、楽しくて仕方がない、という状況でやらせていただきました。
ケース・ディスカッション、論文の輪読、ゲストスピーカーとのセッション、合宿、スタディ・ツアーなど、色々なことをやりました。今は来年1月提出へ向けた修士論文がメインの活動になっています。
スタディ・ツアーはサンディエゴにて行いました。僕が今まで関わってきたことと、今やっていることをどうつなげるかということを考えていたのですが、多くの皆様のご協力のおかげで、とても有意義な場になったように思います。
大分にてゼミ合宿
サンディエゴのスタディ・ツアーにて
2. SFC中高「ゆとりの時間」を担当
母校の高校にて、自由選択の授業「ゆとりの時間」を外部講師として担当させていただきました。普段、社会人しか教えていない中で、高校生というのはかなり新しいチャンレジでした。「(必修)授業では学ばない、世界の社会的課題を解決するために、今高校生が学ぶべきこと」というタイトルで、全8回授業をやりました。本当は自分にそんな時間が今年あるとは思えず、もう少し先が良かったのですが、諸事情により今年やらないともうチャンスがなかなかないかも、ということでお受けしました。
結果的に、本当に優秀な高校生たちが集まってくれて、毎回とても楽しく授業をやらせてもらいました。僕が高校の授業を持つことはもうないんじゃないかと思いますが、とても貴重な機会でした。高校生が今どんなことを考えているか、というのは僕のようなテクノロジーの未来を考える研究をしていると、とても良い機会だったりします。
最終回の授業にてドローンにて集合写真
3. MicroMBAの立ち上げ
僕がサンディエゴにいた頃からUC San DiegoのRady School of Managementがやっている理系人材のためのミニMBAプログラムであるMicroMBAはとても面白いと思っていて、いつか日本に持ってきたいと思っていました。今回、早稲田のEDGE NEXTの予算を出していただけることになり、RadyとWBSの連携プログラムとして、設立することができました。
二つのビジネススクールが講師を出し、VirBelaというオンラインのアバターを使った仮想空間で授業をやる仕組みです。このプラットフォームを今後も発展させていきたいと思います。
オンラインの授業の様子
4. 早稲田への引っ越し
日本から帰国後は前職への通いやすさや家族の事情で代々木上原に住んでいました。でも早稲田に通うには、新宿、高田馬場で2回乗り換えがあります。時間は大したことはないものの通勤がそれなりに負担になっていました。そんな中で、10月頃に尋ねてみた不動産で偶然自分が望む条件を全て満たす物件があり、この条件だったら引っ越そうと即断。ということで、10月末から早稲田住民になりました。大学のすぐ近くなので、自宅で交流会などもごくたまにやっています。
引っ越し直後のまだ綺麗な頃
5. JETROアジア経済研究所研究会と深セン、スリランカ訪問
昨年から参加しているJETROアジア経済研究所の「アジアの起業とイノベーション」研究会。この研究会は年に1回アジアへの視察の渡航費を補助してもらいます。
今年の1月に、この研究会でもとても注目度の高い深センへ一週間ほど訪問しました。電気街やアクセラレーター、ドローンの企業などを訪問しました。深センのエコシステムのダイナミックさを理解する良い機会でした。僕の研究パイプラインの中に、深センのエコシステムがしっかり含まれることになりました。
そして2年目は今年の12月にスリランカに訪問しました。ゼミ生に二人スリランカ人がいることもあり、現地のアポもコーディネートもらえるということで訪問しました。この地域を訪問することで、深センや北京、シンガポールなどのハイテクのエコシステムとはまた異なるエコシステムを学ぶことができました。 Inclusive Businessなどを含めた、新しいビジネスやエコシステムのヒントをスリランカ訪問で得ることができました。このつながりを今後、色々な形で活かしていきたいと思います。
深セン訪問の様子
スリランカ訪問の様子
6. ハーバードとバブソンでの研修プログラム
今年は海外の研修プログラムで学ぶ機会をいただくことが2回ありました。7月はハーバードビジネススクール主催のケースメソッドなどビジネススクールでの教授法を学ぶ研修に参加させていただきました。WBSが参加費を負担してくれました。しっかりここで学んだことを授業に活かしていきたいと思います。11月にはバブソンカレッジで行われたアントレプレナーシップを育成するためのエコシステムに関する研修に参加しました。EDGE NEXTが費用を負担してくれました。今後も引き続き、アントレプレナーシップのプログラム作り、色々考えたいと思います。
ハーバード研修の様子
バブソン研修の様子
7. エグゼクティブ教育を担当
ビジネススクールに身を置くことの良さの一つは、大学院生だけではなく、企業研修を担当させていただけることです。ミッドキャリア以降の実務家の方への授業を担当するのは、色々とチャレンジもあるのですが、今年は2回担当させていただきました。とても良い経験で、今後ももっと経験を積み重ねて、色々なことを教えられるようになりたいと思います。
エグゼクティブ研修の様子
8.「科学技術とアントレプレナーシップ」夜間主授業
GRIPSでも教えていて昨年はWBSの全日制グローバルで教えていたこの「科学技術とアントレプレナーシップ」の授業を、今年は初めて、夜間主の授業で日本語で教えました。かなりアカデミックな授業で、しかも夜間の学生に対して、この課題の多い授業が成り立つか、不安でいっぱいだったのですが、履修してくれた学生の皆さんのおかげでとってもうまく行きました。結果的にこの授業でTeaching Awardをいただくことになりました。とっても嬉しい。
9. STE Relay Column始動
私の周りの様々なプロジェクトや活動を可視化し、また関わってくださる皆さんのエコシステムを作ることを目的に、STE Relay Columnを開始しました。これは毎週、別の担当者がコラムを執筆していくものです。あっという間に年末の段階で23回を数えています。
STE Relay Column第1号の様子
10. ドイツ、パリ、他国内外出張たくさん & JGC Premier 達成
今年は国内外実に多くの出張に行きました。おかげさまで、8万Fly On Pointを獲得してJGC Premierになりました。
パリにて
おまけ: ハローウィンでの仮装
ずっとハローウィンの時に、授業で仮装してみたいと思っていたのですが、今年ようやく達成することができました。
ハローウィンにて